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韓国プロ野球の日本人コーチが指摘する日韓野球の“格差”とは?「捕手に差がある」と苦言のワケ

  • 2024.2.15
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韓国プロ野球球団に所属する日本人コーチが、日韓野球の格差について見解を述べた。

日本プロ野球で選手・指導者として20年以上過ごした日本人コーチが、現在は韓国プロ野球KBOリーグのSSGランダースで捕手育成に努めている。同球団の一軍バッテリーコーチを務める鈴木郁洋(すずき・ふみひろ)氏だ。

現役時代は中日ドラゴンズ、大阪近鉄バファローズ、オリックス・バファローズで活躍し、引退後はオリックスのコーチを経て2021年に渡韓。2023年までKTウィズの二軍バッテリーコーチを務め、今年から新たにSSGの一軍バッテリーコーチに就任した鈴木コーチは、韓国で早くも4年目のシーズンを迎えている。

韓国プロ野球で4年もシーズンを過ごすと、日韓野球の“違い”も見えてくる。鈴木コーチの見解は「捕手の基本」だ。その理由を苦言も交えて明かしてくれた。

鈴木コーチが指摘する日韓野球の“差”

米フロリダ州で実施しているSSGの春季キャンプ中、取材に応じた鈴木コーチは「韓国と日本の野球の格差が大きいとは思わない」としつつも、「捕手については差が少しあると思う」と指摘した。

具体的には、「楽にやれば良いものを、あまりに硬直している。基本は捕球、そしてブロッキングだ。このことをあまり重要ではないと思っているようだ。ボールを後ろに逸らしてはならない。捕球も正確でなければならない。そうしてこそ、すぐに投げることができる」と説明した。

鈴木郁洋コーチ
(写真=SSGランダース)鈴木郁洋コーチ(中央)

続けて、「もう少し強く言えば、今のベテランたちもそうしているから、後輩たちも続いてしまうと思う。リーグ全体として主力が“この程度の水準で大丈夫”と考えているのではないか」と強調した。

また、「我々のチームのベテラン2選手もある程度の成績は出した。本人たちが責任感を持ってやれば良い。若い選手ではない。基本技術を強調し続けている」と付け加えた。

米フロリダ州で実施中のSSG一軍の春季キャンプには、捕手からイ・ジヨン(37)、キム・ミンシク(34)、パク・デオン(28)、チョ・ヒョンウ(21)の4人が参加している。

彼らを、2人1組のペアで組ませている。イ・ジヨンとキム・ミンシクのペア、パク・デオンとチョ・ヒョンウのペアだ。イ・スンヨン監督は「ベテラン2人は自分たちでやる。そうしてほしいと伝えた。若い方は鈴木コーチに任せた。特に、チョ・ヒョンウにたくさん学んでほしかった」と説明した。

鈴木郁洋コーチ
捕球方法を指導する鈴木郁洋コーチ(左)

春季キャンプではすべてのトレーニングをこなさなければならない。攻撃も守備も、何もかも疎かにはできない。

とはいえ、捕手にとって最も重要なのは守備だ。鈴木コーチはパク・デオンとチョ・ヒョンウに特に守備練習に時間を割かせる。

内容も細かい。「どう捕球すべきか」「ワンバウンドブロックはどうすべきか」「二塁送球はどうすべきか」などを始動する。

二塁送球練習では自らお手本を見せた。ストレートの場合は捕球後、できるだけ早くボールを持ち替えて二塁に投げなければならない。ステップも速く踏み込まなければならない。

外に落ちるスライダーであれば、捕球後にノーステップで素早く投じなければならない。さまざまなシチュエーションに合わせて説明する姿を見せた。

鈴木郁洋コーチ
指導する鈴木郁洋コーチ(左)

鈴木コーチは「選手には“体の使い方”を強調している。まだ若い捕手だから、選手自身が理解しないとまともにできない。理論的にもよく知っておくべきだ」と指摘した。

また、パク・デオンとチョ・ヒョンウについては「担当コーチとして、良い捕手だと思っている。選手たちが積極的に取り組んでいる。チームで重要な役割を果たすことのできる選手だ。熱心に指導している」と説明した。

続けて、「チョ・ヒョンウが持つ素質は十分に、確実にある。その代わり、これからもっと練習しなければならない。結果がすぐに出るとは思っていない。それでも、一軍でプレーしている。遅すぎても良くない。結局、基本技術が重要だ。それが、今回のキャンプで一貫したキーワードだ」と改めて強調した。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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