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顔かゆすぎっ!春先の肌荒れは【花粉】が原因かも?今から対策できるセルフケアを紹介(皮膚科医監修)

  • 2024.2.15

そのかゆみ、花粉肌荒れ(花粉皮膚炎)かも

そのかゆみ、花粉肌荒れ(花粉皮膚炎)かも
そのかゆみ、花粉肌荒れ(花粉皮膚炎)かも

2月に入り、雪の降る日もあれば、春のような暖かい日もあり、花粉症の症状が出たり、肌や体に不調を感じている人も多いのではないでしょうか。

「ユーグレナ」(東京都港区)が、「冬から春への移行シーズンに起こりがちな肌あれ」に関して調査を実施しその結果を発表しました。

調査は、2024年1月、全国の20~60代の男女1000人を対象にインターネット上で行われました。

「毎年、冬から春への移行シーズンに肌あれを感じることがある」の問いに対して「はい(252人)」「どちらかと言えばはい(294人)」と、半数以上の546人が「毎年、冬から春への移行シーズンに肌あれを感じることがある」と回答しました。

また、肌あれを感じる人を対象に「その原因が何かわかっているか」をたずねたところ、75%(546人のうち410人)の人がその原因がわかっていないということが判明しました。

皮膚科医の日比野佐和子先生は、冬から春への移行シーズンの肌あれ・ゆらぎの主な原因として「乾燥、寒暖差、花粉」を挙げています。特に保湿剤や加湿器を使って保湿を十分に行ってもかゆみが出るのであれば、「花粉」が原因である“花粉肌あれ”の可能性が高いということ。

「花粉が肌に付着すると、表皮を構成する細胞の9割以上を占める角化細胞に影響を与えます。花粉の影響で角化細胞の最も外側にある角質層内で細胞同士の間を満たしている細胞間脂質が減少し、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐバリア機能が低下。バリア機能が低下すると、細胞の並びが乱れ、角質層の隙間から水分が蒸発してしまうことで肌の水分と油分のバランスが崩れ、肌あれを引き起こします。

花粉と聞くと、花粉アレルギーを持つ花粉症の人に症状が出るように感じますが、肌に花粉が付着することで起こる花粉肌あれに関しては、花粉症ではない人にも生じる可能性があるといわれます」(日比野先生)

まずは顔に合ったマスク選びが大事

自分に合ったマスクサイズの測り方: 親指と人差し指でL字を作り、親指の先を耳の付け根の一番高い部分に、人差し指の先を鼻の付け根(両目の内側の部分)から1cm下の部分に当てます。この状態の親指と人差し指の先を結んだ直線距離を表と照らし合わせてみてください。その数値によりマスクの適切なサイズを判断できます。
自分に合ったマスクサイズの測り方: 親指と人差し指でL字を作り、親指の先を耳の付け根の一番高い部分に、人差し指の先を鼻の付け根(両目の内側の部分)から1cm下の部分に当てます。この状態の親指と人差し指の先を結んだ直線距離を表と照らし合わせてみてください。その数値によりマスクの適切なサイズを判断できます。

“花粉肌あれ”のケアはどのように行うのでしょうか。

「ケアの第1歩は、まず、花粉を物理的に肌に付着させないことと、付着したと思ったらすぐに洗い流すことです。外出先から帰って来たら、メイクをしているかどうかに関わらず、できるだけ早めに洗顔して付着した花粉を取り除きましょう。

外出時はマスクや眼鏡などで顔を覆い、できるだけ花粉を肌に付着させないようにしましょう。マスクは自分の顔に合ったサイズで、通気性がよいものを着用するようにしましょう。大きすぎると肌とマスクに隙間ができ、角質層や肌内部の水分が蒸発して乾燥が進みやすくなります。だからといって小さすぎるとワイヤー部分が肌を締めつけることで摩擦がおこり、肌を傷つける原因になります」(日比野先生)

(LASISA編集部)

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