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ほくほくあま~い!緑の天丼の秘密…北海道は出荷量ナンバー1!半世紀ぶりの「指定野菜」のメリットとは

  • 2024.2.15
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半世紀ぶりに、あの野菜が追加されることになりました。

それはブロッコリー!

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年々需要が高まっていて、さらに注目が高まっています。

専門家は「栄養的にみてもすばらしい野菜」と太鼓判!

さらに、特産品を使った意外なグルメで町おこしも!?

人気が高まりつつある“ブロッコリー”、その魅力を取材しました。

農林水産省は、2026年度から、ブロッコリーを食卓に身近な野菜として「指定野菜」に追加する方針を発表しました。

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そもそも「指定野菜」とは、特に消費量が多く、国民生活に重要な野菜として“国が指定している野菜”です。

そんな「野菜のオールスター」とも言える「指定野菜」には、現在、キャベツやトマト、タマネギなど14品目が指定されていて、ブロッコリーは、1974年のジャガイモ以来、およそ半世紀ぶりの追加となるのです。

「指定野菜」に追加されることで、「栄養価の高い野菜」として消費者にも認知してもらえると、ブロッコリーを栽培する農家は期待を高めています。

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全国の出荷量も年々増加傾向で、2012年は12万2500トン、2022年は15万7100トンと、この10年間で約3割増えています。

「指定野菜」となることで、価格が下落した際、生産者に支払われる補助金が手厚くなり、安定的な供給につながることが期待されます。

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宮川農園の宮川豊さんによると、「去年の悪天候で不作を経験した農家は、夏場に作付けを減らす人がかなりいた」のだそう。

そういった農家の、栽培意欲になることも大いに期待されているのです。

緑に染まった天丼!ブロッコリーが町おこしに一役

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ブロッコリーが人気を集めている理由の一つが、“豊富な栄養素”です。

例えばビタミンC。

私たちはレモンやイチゴを連想しがちですが、ブロッコリーのビタミンCはそれらより多いんです。

札幌保健医療大学(栄養学)の荒川義人客員教授は、「カリウムやカルシウムとか鉄分も多くて、栄養的に見てもすばらしい野菜」と太鼓判をおします。

そんな栄養満点のブロッコリーを活用して、マチおこしをしているところが北海道内にありました。

空知の秩父別町です。

道の駅は、入ってすぐにブロッコリーの製品がいっぱい売られています。

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ラーメン・パスタ・ソース、全部ブロッコリーです。

地元でとれた特産品のブロッコリーを加工して、ご当地グルメとして販売していて、麺にブロッコリーの粉末を練りこんだ“緑のラーメン”も人気を集めているそうです。

町内には、さらにユニークなお店も!

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秩父別町内で10年以上営業している飲食店「ぶろっこりー」。

お店で出している人気のオリジナルメニューというのが、この「緑の天丼」。

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HBCの堀内大輝アナウンサーも「甘い、おいしい!茎の部分もシャキシャキしていて噛めば噛むほど甘いです」と大満足!

ゆでるのが一般的なブロッコリーですが、油との相性もいいので、揚げ物にも適していて甘みも強くなるのだといいます。

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「甘い!」と美味しそうにほおばるHBC堀内大輝アナウンサー

地元のブロッコリーを使って、地域を盛り上げようと開発したメニュー。

いまでは、ビジュアルと味がSNSで広まり、関東や関西から食べにくるお客さんもいます。

「指定野菜」はこんなにメリット!そしてある効果も…

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今回およそ半世紀ぶりに「指定野菜」となるブロッコリーですが、「指定野菜」とは、農林水産省が指定している、消費量が多く、国民生活に重要性の高い野菜のことをいいます。

つまり、私たちの食卓に多く並ぶ野菜のことです。

キャベツやキュウリ、トマトなど現在14品目あります。

2年後の2026年度にブロッコリーが追加されて15品目になります。
実に52年ぶり ジャガイモ以来の仲間入りです。

2022年の出荷量、全国トップは2万6200トンの北海道です。

指定野菜になることで、価格下落のときに生産者へ国などからの補助金が増えて安定供給につながり、消費者にとっては年間を通して価格が落ち着くというメリットがあるということです。

そして、「野菜の王様」と呼ばれるブロッコリーは栄養素がすごいんです。

札幌保健医療大学の荒川義人客員教授によりますと、鉄分やカルシウム、タンパク質などが多く含まれています。

さらに、最近の研究では、肝臓の機能向上やがん細胞の増殖を予防する効果も期待されているそうです。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年2月2日)の情報に基づきます。

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