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『殺人者のパラドックス』主演チェ・ウシク、“カッコよさ”に憧れた昔を振り返る「制服着たくなかった」

  • 2024.2.14
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2月14日、Netflixオリジナルシリーズ『殺人者のパラドックス』に主演したチェ・ウシクのインタビューが行われた。

同作は、偶然殺人に手を染めた平凡な男と、彼を追う刑事の物語で、悪事を犯した犯罪者だけを殺す主人公を通じて「罪と罰」に対する話題を投げかけ、話題を集めた同名のウェブ漫画を原作とする。

ウェブ漫画は15歳利用可能作品(R15)だったが、Netflixのシリーズは19歳以上利用作品(R18)だ。それだけ、描写において刺激的なシーンも登場する。

チェ・ウシクは劇中、コンビニのバイトから殺人犯になったイ・タン役を熱演した。除隊後、復学生として過ごしていた彼は偶発的に殺人を犯す。

だが、彼が殺した男は極悪非道な連続殺人犯で、いかなる証拠も発見されず警察の捜査網を抜け出す。最初は人を殺したという罪悪感に苦しめられりイ・タンだが、時間が経つほど感情は鈍くなり…。それと同時に2度目の殺人を犯した彼は、特技など一切なかった人生において殺人の証拠を残さないというとんでもない能力を発見する。

チェ・ウシク
(写真=Netflix)

主に社会的弱者や優しく無害なキャラクターを演じてきたチェ・ウシクは、実は「イメージチェンジを望んでいた」と打ち明けた。

「昔はそのような気持ちが確かにあったが、今は全くない。だから制服も着たくなかったし、馬に乗って銃を撃ちたかった。カッコよくシャワーを浴びたりしたかった(笑)。何もしなくてもイメージからにじみ出る俳優になりたかったけど、最近は変わった。テトリスに例えれば、ずっと積み上げるものが一気に無くなるように、着実に積み上げてきて一気に成長した姿を見せる、そういうのが面白いと思う。いつか僕も顔にシワができて、何もしなくても何か漂うだろう。イメージチェンジをする時が確かにくるだろうけど、最近はそのような焦りがなくなった」

「馬に乗って銃を撃ちたいと思うようになったのはいつから?」と聞かれると、「ずっとだ」と言って笑う。

「過去には主人公を助けたり、雰囲気を盛り上げる役割が多く、カッコいい役をやりたかった。そういう渇きがずっとあった。俳優なら誰もが似たような気持ちのはずだ。僕は顔が比較的童顔なので、高校生の役割、学園ドラマの提案が多かった。違う姿も見せたかったけど、僕が磨くべきはこういう姿かな?と思ったりした」

チェ・ウシク
(写真=Netflix)

端役、助演を経て主演級俳優の仲間入りを果たしたチェ・ウシクは、映画『パラサイト 半地下の家族』をきっかけに世界的に有名になった。演技の振り幅が広がり、心に余裕が訪れたことで今はむしろ制服を着るキャラクターも大歓迎という。

彼は「呼んでいただけレバ学生役も出来る。33歳が見せられる高校生の演技があると思う。以前より上手くできそうだ。すべての役割にオープンしている」と微笑んだ。

(記事提供=OSEN)

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