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柑橘の風味が漂う"バナナショコラジャム"

  • 2024.2.14

チョコレートと相性のいいバナナと、香りと酸味付けにオレンジを組み合わせた、こっくりとした味わいのジャムです。お茶の時間はもちろん、お酒と合わせても素敵な菓子レシピを、菓子研究家の田中博子さんに教えてもらいました。

柑橘の風味が漂う"バナナショコラジャム"

■“バナナショコラジャム”のつくり方

オレンジジュースを入れると色も香りもよくなります。
トーストしたパンやバタートーストによく合います。


◇材料 (出来上がり350g分)

製菓用ビターチョコレート:60g(カカオ分56%タブレット)
バナナ:正味250g
オレンジジュース:80ml(またはみかんジュース(果汁100%))
グラニュー糖:50g
レモン汁:小さじ1


(1)バナナに火を通す
バナナは厚さ5mmの輪切りにし、オレンジジュースとともに鍋に入れて火にかける。沸騰してきたらグラニュー糖30gを加え、混ぜながら火を通す。

バナナに火を通す
バナナに火を通す

(2)レモン汁を加える
バナナが柔らかくなったらレモン汁を加え、残りのグラニュー糖を入れる。ゆっくりと糖度を上げることでおいしくなる。

レモン汁を加える
レモン汁を加える

(3)チョコレートを加える
沸騰したら、一度火を止める。チョコレートを加えて混ぜ、溶けたら再び火をつける。沸騰したら出来上がり。

チョコレートを加える
チョコレートを加える

(4)瓶に詰める
熱いうちに煮沸消毒しておいた瓶に入れ、瓶の縁をスポンジなどで拭き、蓋をしっかり閉める。瓶全体を洗って布巾で拭き、完全に冷めるまで逆さまにして空気を抜く。

瓶に詰める
瓶に詰める
完成
完成

――教える人

「菓子研究家 田中博子」

調理製菓師専門学校を卒業後、洋菓子店の勤務を経て、22歳で念願の藤野真紀子氏の助手になる。妥協せずおいしさと美しさを追求する姿勢に触発され、5年後に渡仏。ジャムで有名なアルザス地方の「メゾン・フェルベール」に勤務。帰国後、2011年からフランス菓子とジャムを専門としたお菓子教室「クレアパ」を主宰。数年間のオーストラリア生活を挟み、現在は地元・九州の佐世保で活動中。


※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

文:松原京子 撮影:木村 拓

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