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里帰りor自力? パパに聞く「出産場所」ごとのメリット&デメリット

  • 2016.2.4
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パパライターの矢山ユースケ@育休中です。

待ち望んでいた赤ちゃんを授かった際、まず考えるのは、“どこで産むのか”ではないでしょうか。

“赤ちゃんを産む場所”は、大きく分けて次の3つのパターンに分かれます。

・里帰り出産

・自宅近辺で出産し、どちらか(あるいは両方)の母親の出張サポートを受ける

・自宅近辺で出産し、主に夫婦の力だけで頑張る(家族親族のサポートは原則受けない)

今回は“パパ目線”で、それぞれの出産パターンについてメリットとデメリットを伺ってみました。

●里帰り出産組の意見

『なんと言っても、かつて子育てをした人たちの手を借りられる のが一番助かった。自分たちだけだったら、何一つするにしても、慌ててしまって大変だったと思う』(32歳・男の子のパパ)

『出産前後の大変な時期を自分の実家で過ごせて、ママとしてはリラックスできてよかったようです』(33歳・女の子のパパ)

『よく、「最後の独身気分を味わえていいだろう」とか言われますけど、どうですかね。産まれるまではそんな気もしましたけど、産まれてからはなんだか寂しかったですよ。毎週末会いに行ってたので、交通費もバカにならなかったです』(28歳・女の子のパパ)

『ママたちが戻ってきてからしばらくは子どもがなついてくれず大変でした。産まれたての時期を一緒に過ごせなかった のも、なんだかもったいないような気がしています。自分も育休取れば良かったかな』(35歳・男の子のパパ)

『基本的には里帰り出産で良かったように思います。ただ、義母の友人たちがよくアポなし突撃を仕掛けてきたみたいで……。妻の友達たちはみんな事前にいつ遊びに行くかちゃんと事前に打診してくれたようで、「退院直後にアポなしで来るなんて、信じられない!」とストレスに感じていたようです』(30歳・女の子のパパ)

ポピュラーな“里帰り出産”ですが、パパからすると「寂しかった」との声も。

アポなし突撃は確かに対応に困りそうですね。最悪、当日の朝でもよいので、「これから行っても大丈夫?」と一報入れてほしいものです。

●ばあちゃんの出張サポート組の意見

『うちは、僕の母と義母とが交互に来てくれました。子どもの世話だけでなく、僕らの食事の面倒まで見てくれた ので、かなり助かりました』(42歳・女の子のパパ)

『出産予定日の数日前から、義母がずっとうちに泊まり込みでした。いろいろお世話になったのであまり言えないのですが、細かいところまでチェック されてしまい、ちょっと疲れました。妻も義母の過干渉がだいぶ効いたらしく、「2人目のときは呼ばないで済むといいなあ……」と言ってました』(34歳・男の子のパパ)

『どちらの実家も近くなので、主にうちの母が通いで様子を見にきてくれました。産まれたてのころからずっと一緒にいられて、貴重な体験でした。ただ、夜泣き続きのときは、朝起きて仕事に行くのがつらかったですね』(39歳・男の子のパパ)

こちらのケースですと、パパがひとり寂しい思いをせずに済みそうですね。

ただ、夜泣きが続いたなど、仕事に行かなくてはならないパパの体力がちょっと心配ですね。

あまりまとまって寝てくれないタイプの赤ちゃんだった場合は、寝室を分けるなどの対策が必要かも。

●自力組の意見

『最初から妻とふたりで頑張りました! オムツ交換もミルク作りもバッチリできるようになりました。娘もよく懐いてくれている ので、頑張って良かったなって思います』(28歳・女の子のパパ)

『ふたりだけでもなんとかなるだろうと思い、自宅近所の産院で出産することにしました。できるだけ家事は私がやりましたし、行政の子育て支援サービスについて調べて、利用できるものは利用しましたが、それでも妻は大変そうでした。パパが育休を取れないのであれば、やはり里帰り出産のほうがよい のかもしれません』(35歳・男の子のパパ)

出産直後からママと二人三脚で頑張ったパパたちは、他のケースのパパと比べて、家事や育児のスキルが高くなる傾向にあるようです。

しかしながら、日中パパが仕事に行っている間はママが一人で赤ちゃんの対応をしなくてはなりません。

出産直後で体力も戻りきらない時期のママにとっては、かなりの負担になることはまちがいないでしょう。

●妻の実家の里帰り出産に同行した“仮想マスオさん”体験

私は「育休を取得し、妻の里帰り出産に同行した」というパターンでした。かなり例外的なパターンだと思います。

妻は自分の実家で気兼ねなく過ごすことができ、義母という心強いサポーターが側にいてくれて、パパとしても産まれた直後から娘と接することができ、結果的には申し分のない状況でした。

ただこのパターン、“妻の実家で数か月過ごす”ことになるので、一時的に“マスオさん” でいられるだけの心の強さ(?)が必要かも……?

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どのパターンを選んでも、メリット・デメリットは存在します。

自分たちはどう出産を迎えて、直後の時期をどう過ごしたいのか、夫婦でよく相談して決めてくださいね。

【参考リンク】

・妊娠・出産等に関する健康支援 | 内閣府男女共同参画局(http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h24/zentai/html/honpen/b2_s11_02.html)

●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)

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