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色とりどりのヴィーガンデリに大満足! エシカルの最先端をゆく〈haishop cafe 横浜〉

  • 2024.2.14

歴史を遡ると、文化人や政治家が集い、新しいアイデアが生まれる場所だったカフェ。いつの時代もそこには新しさと、集う人を大切にする温かさが共存する。そんな空間を愛してやまないエシカル派モデル・斉藤アリスさんが、SDGsという新しいスタンダードを持って、温かい循環を生み出すカフェの物語りを綴ります。今回は、“社会的課題の解決を目指す”をコンセプトにしているカフェ〈haishop cafe横浜〉を訪れました。

横浜の中心地で見つけた、サステイナブルカフェ。

横浜へやってきました。みなとみらい線の馬車道駅から徒歩3分。アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の1階に入っている〈haishop cafe 横浜〉の取り組みが凄い!との情報を耳にして、早速行ってきました。

アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉の1階

白い店内に木製家具が置かれた、シンプルですっきりとした店内。店名の「hai」は、日本語の「はい」と英語の「Hi」からできた造語ボーダーレスに分け隔てなく愛されてほしいという想いが込められています。

天井高で開放感がある店内。

日本サステイナブル・レストラン協会が認定する、持続可能なフードシステムを実現するための飲食店格付けプログラム「FOOD MADE GOOD」で日本初の三つ星を獲得。同時に、日本初のサステナビリティアワード「FOOD MADE GOOD Japan Awards 2021」においても大賞を受賞しています。

「FOOD MADE GOOD」で日本初の三つ星を獲得した表彰楯も飾られていました。

デリ、ハンバーガー、アイスクリームまで!日常に溶け込むヴィーガンメニュー。

まず目に飛び込んだのは、ショーケースに並ぶ、色とりどりのサラダデリ。どれにするか迷ってしまいます。
8割のメニューヴィーガン対応です。お野菜は、半径80km以内で収穫された無農薬栽培のものをできる限り使用しています」と語ったのは、広報の和田さん。
スーパーなどには並ばない規格外の野菜を買取り、農作物の廃棄ゼロを目指しています。

白菜と水菜とりんごのサラダ、紅芯大根のラペなど
旬野菜のスープは、おかわり自由!

私が選んだデリは、たっぷりキノコのヴィーガンキッシュ、パンプキンサラダ、ブロッコリーとカリフラワーのペペロンチーニ
「パンプキンサラダは、大きめにカットしたかぼちゃにミックスビーンズとアーモンドスライスをたっぷりと混ぜています。マヨネーズは植物性ヴィーガン。アクセントにカラシを使って仕上げました」(和田さん)

選べる3種のデリプレート&バゲット990円

渋谷スクランブルスクエアの7階にある渋谷店でも人気なのが、大豆ミートのヴィーガンバーガー。こだわりの大豆ミートは国産有機大豆を使ってオリジナルで作っています。豆臭さがなくておいしい! ソースに使っているマヨネーズも、もちろんエッグフリーです。

大豆ミートのヴィーガンバーガー&ポテト・ピクルス1,100円

カフェは毎日8時からオープンしていて、朝食にはトースト、おまかせデリ、スープのセットなどを用意。ホテルに泊まった人が朝ごはんに利用することも多いとか。ヴィーガンの海外の友達が遊びに来たときに教えてあげたいな、と思いました。

窓から横浜の街並みを眺めて。

食後にはオーツミルクヴィーガンアイスクリーム。ミルクをかけたコーンフレークのような、優しい甘さがおいしい。横浜店にはバニラ、チョコ、抹茶、塩味が。渋谷店にはさつまいも、かぼちゃ、いちご、栗味などもあります。

オーツミルクのヴィーガンアイスクリーム450円

そして私の座っている椅子、どこか見覚えがありませんか?廃校になった小学校で使われていた跳び箱をリメイクしたものなんです。下の段にはガラスの天板をつけてテーブルとして使われていました。店の雰囲気に馴染んでいて、かわいい!

跳び箱をリメイクした椅子とテーブル

カフェの中では常にソーシャル映画が流れています。私が行ったときは、洋服のサスティナブルについての映画でした。「社会問題解決への行動を起こすきっかけ作りになればと思って、いろいろなテーマのものを放映しています」と和田さん。

店内の壁を使って、ソーシャル映画をプロジェクターで放映

〈haishop cafe〉はmymizuスポットでもあります。mymizuスポットとは、世界中20万カ所にある無料で給水できる場所のこと。スマホにアプリを入れれば場所が表示されます。給水を通して、サステナブルが身近にある世界を実現するプラットフォームコミュニティを作ろう、という取り組みです。
「カフェの利用をしない方でもフラッと立ち寄って水を飲んでいただいたり、お手持ちのマイボトルへの給水もしていただけます」(和田さん)

無料で給水できるmymizuスポット。

併設のショップにも立ち寄って。

カフェの隣には、おみやげを通して社会的課題の解決を目指す、をテーマにエシカルなアイテムを扱う「haishop」があります。

おみやげショップ「haishop」

なかでも私が気になったのは「buøy(ブイ)」。海の生きものたちに大きな影響を与えているマイクロプラスチックなどの海洋プラスチックごみで作られたお皿やコップです。使っているだけで環境への意識が高まりそうですよね。こうした場を通じて、一人一人が行動を起こすきっかけになってほしいです。カフェでゆっくり過ごした後は、是非立ち寄ってみてください。

見た目も鮮やかな、海洋プラスチックごみを使った食器「buøy」

INFORMATION

今回訪れたのは…〈haishop cafe〉(ハイショップカフェ)

住所神奈川県横浜市中区海岸通5-25-3-1F
HPhttps://www.haishopjapan.com/
TEL:045-323-9874
営業時間:8:00〜17:00
定休日:なし

40誌以上の美容やファッション雑誌でモデルとして活躍し、現在はライターとしても活動している。趣味は世界のカフェ巡りで、これまで日本全国に加え、15カ国以上のカフェを巡り、著書に『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』(枻出版)。

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