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Amazonプライムが経費になるってホント?実は「経費で落とせる意外なモノ」3選

  • 2024.2.13

副業の年間所得が20万円を超える会社員が確定申告をする際、副業で所得を得るために支払ったお金を経費にできるが、その中には経費で落とせる意外なモノがある。

■1 アマゾンプライム年会費──副業で使う物を早く仕入れるなどの目的なら経費に

アマゾンプライムの年会費は、娯楽として映画を観るために使っている場合は経費にするのは難しい。しかし、副業で使う物を早く仕入れる目的で使っているなら経費にできる。

また、アマゾンプライム会員は、月額990円(税込)を追加で支払うことでAmazon Prime Videoチャンネル「日経CNBCプラス」に登録でき、経済やマーケティングに関するニュース・動画を見られる。珍しいケースかもしれないが、副業のためにこうしたチャンネルに登録しているのであれば、アマゾンプライムの年会費やチャンネル登録費用を経費で落としても問題ない。

■2 Apple Watch──メールやスケジュール管理を副業で使っていれば経費に

副業で使うパソコンやタブレットを経費として計上する人は多いが、Apple Watchも副業で使っているなら経費で落とせる。

たとえば、メールやスケジュール管理のためのカレンダー、LINEなどの連絡ツールがApple Watchに入っていて、実際に仕事で使っているのであれば経費にできる。

Apple Watchと同じような機能を持つスマートウォッチも、経費として計上できる。

■3 一人で行った旅行代──副業に関連する場所を訪れているかどうかがポイント

観光目的の一人旅行や家族旅行の費用は経費にならないが、副業に関する施設の下見や視察を目的とする旅行の場合は宿泊費や交通費、チケット代などを経費にできる。

「旅行中の食事代も経費にできるのではないか」と考えるかもしれない。しかし、副業で利益を上げるための旅行であっても、1人での食事は「生活のための食事代」とみなされ、原則として経費にできない。旅行中の食事で経費として計上できるのは、取引先との食事代などだ。

■経費で落とせるモノも全額が経費になるとは限らない

上で紹介した項目は、すべてを副業のために使うのであれば全額を経費にできるが、副業とプライベートの両方で使っている場合は全額を経費で落とすことはできない。

たとえば3日間の旅行のうち、2日間は副業の活動として施設の下見や視察をして、残り1日はプライベートで観光したとする。この場合、観光目的の1日分については経費として申告してはいけない。ただし、航空券や新幹線代は本来の目的が副業で、ついでに観光するのであれば全額を経費にできる。

このような計上の仕方は「按分計算」と呼ばれ、確定申告ではかかった費用を事業のものとプライベートのものに分けるときに按分計算が行われる。経費にできるものがあっても、プライベートでも使っている場合は、按分計算が必要になることを覚えておこう。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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