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大谷翔平に“故意死球”発言騒動もあった韓国人投手、日本人同僚との初会話を告白…その内容は?

  • 2024.2.13

「“アンニョンハセヨ”と言ってくれたので、日本語で返事をした(笑)」

春季キャンプ合流2日目、まだ練習場もチームメイトもすべてが不慣れでぎこちない。コミュニケーションのカギとなる“言語”も同じだ。

それでも、メジャーリーグ(MLB)挑戦1年目のシーズンを成功させるためには、素早い適応が必要となる。サンディエゴ・パドレスに新加入した韓国人投手コ・ウソク(25)が、同じく新加入の松井祐樹(28)らとともに新天地への適応に努めている。

合流したばかりのコ・ウソクにとって、キャンプ序盤はまだキム・ハソン(28)の存在感が大きい。

コ・ウソクは親しくなった選手を尋ねる質問に、「まだ序盤だから(キム・)ハソンさんが一番親しい」と即答した。ただ、新しいチームメイトが先に近づいて挨拶をすることが決して嫌なわけではない。

1月13日(日本時間)、パドレスの春季キャンプが行われている米アリゾナ州のピオリア・スポーツ・コンプレックスで報道陣の取材に応じたコ・ウソクは、「松井祐樹が韓国語で挨拶をして、自分は日本語で返した。お互いに笑った」とし、「以前から特に親交があるわけではないが、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で投げた姿だけは見た」と説明した。

コ・ウソク
コ・ウソク
「“適応”が最初の課題」

実際、コ・ウソクと松井はともにクローザーであり、同じポジションを争う競争関係にある。また、お互いに日韓でトップに立ったクローザーという共通点もある。

松井は1995年生まれの左腕投手で、日本プロ野球界最高の抑え投手に挙げられる。今シーズン、5年総額2800万ドル(日本円=約40億円)で契約し、パドレスのユニホームを着た。

アメリカ現地メディアは松井をパドレスの有力な抑え投手、コ・ウソクをセットアップマンと予想した。

しかし、まだ決まったことは何もない。コ・ウソクが抑え投手としてメジャーデビューする可能性も十分にある。

コ・ウソクはキャンプ初日からブルペン投球をし、コンディションをチェックした。良い感覚を探している段階だ。30球以上を投げ、球速150kmに達するストレートを投じるなど、持ち前の力強さも見せつけた。

「体調、コンディションすべて良い。昨日はブルペン投球が終わった後ストレッチもしっかりやった。チームで管理をよくしてくれているので大丈夫だ」というコ・ウソクは、「今日はウェイトトレーニングやキャッチボール、ランニング、守備練習などをする。まだ慣れない部分はあるが、適応し続けている」と伝えた。

キャンプの目標も明確だ。パドレスに上手く溶け込むことだ。

コ・ウソクは「韓国にいたときに練習をしっかりしてきた。ひとまずすべての環境が変わったので、上手く適応できるようにすることがキャンプの最初の課題だと思う」とし、「適応を頑張って、自分の本来の感覚がしっかり発揮されるようになれば、“アクセラレーター(加速器)”を踏んでさらに前進していきたい」と覚悟を伝えた。

なお、コ・ウソクは昨年3月のWBC前、とある韓国メディアとのインタビュー内で大谷翔平(29、ロサンゼルス・ドジャース)との対戦可能性を問われた際、「真ん中に投げて(大谷が)ホームランを打つのかという考えが先に浮かんだ。本当にいざマウンドに上がったとき、投げるところがなければ、痛くないところに当てなければならない。(塁に)出して、次の打者と勝負する」と発言したことが“故意死球”を示唆すると捉えらえ、日韓で大きく批判が広がったことがあった。

ただ、コ・ウソク自身はその後、別の韓国メディアとのインタビューで「(最初は)“真ん中に強く投げたい”と話したら、(当時の記者から)“もう少し面白く話してほしい”と伝えられた。誤解の余地がある発言をしたことは自分の過ちだったが、ただの一度も“誰かにわざと当てろ”と野球を習ったことはない。それが一番悔しい」と、当時の発言に誤解があったことを告白していた。

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