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知ってる?懐かしの「Kaepa」デルタロゴシューズ 今も買える?80年代にバズったスニーカーの現在

  • 2024.2.13

80年代に流行したスニーカーの今

“アメカジ”人気でブームに
“アメカジ”人気でブームに

昭和の終わり頃に流行したKaepa(ケイパ)のデルタロゴシューズ。「昔、履いていた!」と懐かしく思う方もいらっしゃるのでは?平成生まれ世代の人は、「Kaepa」は知っていてもデルタロゴシューズは知らない人もいるかもしれません。そこで本記事ではデルタロゴシューズの魅力を紹介し、現況についてもお伝えします。

2つの三角形のロゴが入っているシューズをご存じですか?最近ではほとんど見かけませんが、アメリカのスポーツブランド「Kaepa(ケイパ)」のデルタロゴシューズです。一見、普通のシューズと同じですが、ロゴ部分がチップとなっており、取り外して別の色に交換できるユニークな仕掛けが施されています。

1980年代から1990年代のアメカジ(アメリカンカジュアル)の流行に伴い、Kaepaのシューズの人気が高まり、大ヒットとなりました。

筆者自身も、当時Kaepaのシューズを気に入って履いていたことを思い出します。洋服やマニキュアの色に合わせて色を変えたり、晴れの日が続くときはオレンジ色にしてみたり・・・・・占いでラッキーカラーが「青」と出たときは、青色のロゴにしたことも。ローカットだけでなく、冬場にはハイカットを選んで、季節感に合わせたスタイリングを楽しんでいました。

実はこの三角形のロゴには意味が込められています。創設者のトム・アダムス氏が、二人の娘「MIKAELA」と「PAULA」の名前を結合して「Kaepa」のネーミングを考案。そして頭文字の「K」をモチーフにしたデルタマークアイコンが創出されました。確かに三角形を2つ並べると「K」に見えますね。しかも躍動感があり、スポーツにふさわしいロゴです。

現在は入手困難…日本発売の可能性は?

ロゴ。並べると「K」に見える
ロゴ。並べると「K」に見える

今でもどこかで購入できないかと楽天市場を検索したところ、中古・未使用の輸入品のKaepaシューズが2万7803円で販売されていました(執筆当時)。メルカリやヤフオクでは、ロゴ部分のみの出品が見られました。

手に入れるのが難しいと分かると、ますます欲しくなる気持ちは強くなります。アメリカのKaepa公式サイトにアクセスしてみると、商品リストに載っていました。ということは、日本で販売されていないだけ?そこで、日本のKaepa事務局に聞いてみました。

――現在、日本でデルタロゴシューズは販売されていないのでしょうか?

Kaepa事務局「現在は販売しておりません。ちなみにアメリカの公式サイトにあるのはKaepaのチアシューズで、スニーカーではございません」

――アメリカで販売されているのはチアリーディング用だったのですね。なぜ販売を止めてしまったのでしょうか?

Kaepa事務局「1985~1990年代に日本でもトレンドとなりましたが、5年ほどのピークを過ぎた後、服や靴などのライセンスビジネスに切り替えました」

――そうだったのですね・・・今後、再販するご予定はありますか?

Kaepa事務局「今年の秋にアメリカと台湾でクラシックラインとして、ローンチ予定です」

――そうなると日本での販売もありそうですかね?

Kaepa事務局「アメリカと台湾のマーケットを見ながら、日本での販売も検討する予定ではおりますが、まだなんとも言えない状況でございます」

――アメリカと台湾での売れ行き次第で、日本でも販売される日が来るかもですね。ありがとうございました!

デジタルロゴシューズを愛用していた筆者にとって、事務局から直接お話を聞けたのはうれしいかぎり。色に対するこだわりを持つ人は多いですし、インスタで映えそうです。なにかと「カスタム」好きな日本で再ブレークの可能性は大いにあり得るのではないでしょうか。

日本での復刻版や企業との限定コラボなどで、Kaepaシューズブームが再来することを楽しみに待ちたいですね。

(桑名由美)

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