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テレビやパソコンが壊れた場合でも「家の火災保険」で直せる?

  • 2024.2.13
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火災保険と聞くと、火事、地震、水害などで建物が壊れた時などしか使えないと思うかもしれませんが、日常生活で建物や家財をうっかり壊してしまったり、汚してしまったりした場合に保険金をもらえます。ただし、契約時に注意が必要です。

■壁・床、ガラス、水道管などの建物も補償される

火災保険でもテレビ、デジカメ、パソコンなどの家財を壊したり、汚したりした場合も補償してもらうには、補償対象に「破損・汚損」を選ぶ必要があります。

この場合、家財のほか、壁・床、ガラス、水道管などを壊したり、汚したりした場合に補償されます。

たとえば、模様替えでテーブルを運んでいて壁や床を傷つけてしまった場合や、室内で子どもが遊んでいて誤って建物のガラスを割ってしまった時、水道管が凍結して破裂してしまった場合などです。

家財について対象になるのは、子どもが室内でおもちゃを投げてテレビの液晶を割ってしまった場合や、掃除しているときに机にぶつかってデジカメを落として壊してしまった時、パソコンに誤ってコーヒーをこぼしてしまった場合などです。

■補償対象を広げるとどれくらい高くなるのか

具体的に、補償対象を広げることでどれくらい保険料が変わるかというと、たとえばソニー損保の火災保険(保険期間5年、年払い、東京都マンション、鉄骨造70平方メートル、建物保険1500万円、家財保険100万円)で、「破損・汚損」のオプションを「建物のみ」に付けると、年間の保険料が1574円高くなります。また「建物・家財」に付けた場合は2335円高くなります。なお、免責金額(自己負担額)は3万円です。

金額は、詳細条件・時期などにより変わる可能性があるため、加入前に見積をとって確かめましょう。保険会社によって補償の範囲が異なる場合や、そもそも破損・汚損を補償対象にしていない場合があります。

■保険を使ったら保険料は高くなるのか?

自動車保険では、事故で修理をする際に保険をつかうと、等級が変わって翌年の保険料が高くなりますが、火災保険では、破損・汚損で補償を受けても、保険料は上がりません。

家の設備や家電などの家財を、壊してしまったり、汚してしまったりして修理にお金がかかる場合は、火災保険の加入先に補償対象になるか確かめましょう。

文・鈴木靖啓(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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