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心が沈んだ時、前向きになれる…「繊細さゆえに、ずっと生きづらさを感じてきた」なおにゃんさんのおすすめ書籍

  • 2024.2.12

さまざまなジャンルで活躍する、同世代女性のおすすめ書籍をご紹介! 今回は、絵本作家・なおにゃんさんが推薦する2冊です。

心が不安になった時や、落ち込んだ時読みたい二冊

自分は定期的に鬱っぽくなる。低気圧の日、生理前の日、もしくはSNSを見て他人の生活がやたらと眩しく見えて、自分と比べて落ち込んでしまった日。そんな日は心がどんより沈んで、みるみる元気がなくなってしまう。でも、そんな時に手元にあるとうれしくなる本がある。 一冊目は、『ストレスフリー超大全』。世の中に鬱や心の悩みに関する本はごまんとあるけれど、この本はそれらがまるで一冊の辞書のようにまとまっている。著者は精神科医の樺沢紫苑先生。本の項目も具体的で、例えば「他人と自分を比べない方法」という悩みがあったら、そのままそのページに飛べば、医学的対処法からおすすめの本まで詳細に説明されている。悩みは日々変わるものだが、この本はほとんどの悩みが網羅されているので、一家に一冊あれば安心だと思う(笑)。 二冊目は『北欧こじらせ日記 フィンランド1年生編』。北欧好きをこじらせた著者がフィンランドに移住し寿司職人になるというエッセイ漫画。イラストもかわいく、北欧の人々の価値観や考え方にも触れられる。「僕にとって一番大事なのは、一度しかない自分の生活そのものだよ」と語る職場のボスの優しい言葉は思わず泣きそうになった。気軽に読めるし、深いメッセージ性もある。心がほっこり温まる一冊。

『ストレスフリー超大全』 樺沢紫苑著/ダイヤモンド社

ストレスフリーな毎日を送るには、「悩み・不安・疲れ」を取るのが大事。誰しもが悪いストレスを感じやすい5つのテーマに対し、「科学的なファクト」と「今すぐできるToDo」を明確に示してあらゆる悩みを解決する。

『北欧こじらせ日記 フィンランド1年生編』 週末北欧部chika著/世界文化社

北欧好きをこじらせた会社員が、寄り道だらけの人生で見つけた夢の道がまさかの「フィンランドで寿司職人」。13年越しの夢をついに叶えて、2023年4月、ヘルシンキに移住した著者を待っていた現実と未来、「生きている手応え」とは。


今回、おすすめ書籍を教えてくれたのは…
なおにゃんさん 茨城県生まれ。絵本作家。大学卒業後、出版社で絵本の編集に携わるが、鬱と診断され、退職。2020年よりTwitter(現X)でうつ病や生きづらさに関する投稿を始めたところ反響を呼ぶ。

『今日も一歩も外に出なかったけどいい一日だった。 気にしすぎさんが自分軸を作るまで』 ¥1,540/KADOKAWA

繊細さゆえに、ずっと生きづらさを感じてきた著者が自分らしく生きていくために最近気づいたこと、過去を振り返って今思うことを綴ったイラストエッセイ集。誰しもが心当たりがある辛いシチュエーションを乗り切るヒントをまとめている。

※InRed2024年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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