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【完全版】意外と知らない!誰でも簡単にできる冬キャンプの寒さ対策17選

  • 2024.2.12

キャンプでおろそかにできないのが寒さ対策。
そこで、昔から伝えられているTIPSから最新事情まで、小技を一挙紹介しよう。
ぜひ、参考にして欲しい!

焚き火とストーブ周りの寒さ対策TIPS

■ブランケットで背中~足首の風を遮る

焚き火はあたたかいけれど、火の当たらない背中や足首は冷たい。
大きめのブランケットで体をくるむか、地面に届くようブランケットを掛けておくとずいぶん楽になる。

■風防幕で焚き火の熱を自分側に反射

焚き火台の周りに幕を張っておけば、焚き火の熱が反射してほんのりあたたかい。
ただし焚き火のそばなので、張り綱に引っかかって転ばないよう十分注意して。

■薪を乾かしながら風を遮る

薪を積み重ねて壁を作るというブッシュクラフターの間で知られた技がある。
風防幕と同じ効果があるほか、焚き火の熱で薪が乾燥しやすくなるとか。

■石油ストーブ対応テントが最高

「石油ストーブ SL-51C」は「CSクラシックス ワンポールテント DXオクタゴン460UV(UA-47)」の床を取り外した状態で使用可能。
外の寒さとは無縁のあたたかな空間の完成だ。

がたついた場所や傾斜地でのストーブ使用は厳禁だ。
傾斜してないか、水平器で確認するようにしよう。

ストーブの上は熱くなっている。ケトルやシェラカップを置いてあたため直しOK。
比較的広い空間をあたためられる対流型ストーブ。一酸化炭素警報器を携行し、定期的な換気を。

夜の寒さ対策TIPS

■ブランケットで簡易こたつを作る

銀マットの上にローテーブルを置き、ブランケットをかぶせるだけ。
使い捨てカイロや湯たんぽに足を置けば、電気こたつのようにはいかないが足元がじんわりあたたかい。

■足元に台を作る

銀マットだけでは地面の冷えを感じやすい。
台を置いて冷えを遮断しよう。

■電気毛布であったか

電気毛布を広げれば効果大。
無理に折り曲げず、テーブルやチェアの脚を毛布に載せないなど、電気毛布の扱い方には十分注意して。

■空気の循環を促して結露低減

テント内の空気を循環させて結露を低減するなら小型ファンを上部ベンチレーターに向けてセット。
ストーブ対応テントの場合、ファンで上部にたまった熱を床方向に届けるという使い方もあり。

■子どものために夏用寝袋と組み合わせる

小柄な人や子どもは足元が冷えがちなので夏用寝袋を足元に突っ込んで調整。
夏用2枚では期待できないが、夏用の封筒型の中に5℃対応のマミー型を入れるのは有りだ。

■微妙な保温力調節は薄手ダウンで

気温に合った寝袋でも冷えそうで不安というなら、薄手のインナーダウンで保温力を調整しよう。

モンベルのインナーダウンなら襟がなく、眠るときに干渉しづらい。

足下の冷え対策TIPS

■足元の冷えはダウンソックスやスリッパで解消

首・足首・手首という3つの「首」は冷え対策の要だ。
とくに地面に近い足首は冷えやすいのでダウンソックスやレッグウオーマーで保温し、テント内ではスリッパを履いて過ごせばかなり楽。

■下着と靴下はウールに限る!

綿の下着や靴下は、わずかな汗でもしっとりして冷えの原因になる。
とくに靴下はいくら厚手でも綿では寒い。
速乾性の高い素材、できればウール製がベスト。

■靴の中の湿気を取り除く

1日中履いた靴には湿気がこもっている。
そのままにしておくと冷え冷えになるので乾燥剤を忍ばせてテント内で保管。
履く前に中敷きを寝袋に入れてあたためることも忘れずに。

■トウガラシパワーで足元ポカポカ

トウガラシの成分、カプサイシンは皮膚の表面温度を1~2℃上げることができるそう。
古典的だけれど、靴や靴下の中にトウガラシを入れることで足がポカポカ。

■寝袋の足元に詰め物、靴下は脱ぐか履き替えて

寝るときに足が冷えるなら、足元に詰め物をして対策する。
また、きつい靴下は冷えの原因になる。
靴下を脱ぐか、ゆるめの靴下に履き替えて眠ろう。

【番外編】ポータブル足湯で冷え対策

冷えやすい足先をなんとかしたいなら、いっそポータブル足湯はどうだろう。
焚き火のついでに足をあたためるだけで体全体がぽかぽかしてスムーズに眠りにつける。

■蓄熱性抜群の石を加熱

〈E.C.O GRANITE〉持ち運び足湯セット
【問】沖セキ

石を加工するときの廃材を利用したエコなセット。
焚き火などで15分加熱した花崗岩をケースにいれることで湯温をキープ。

3個の石を順繰りに使えばずーっと足湯を楽しめる。
石1個で10~15分ほど湯を保温できる。

■五右衛門風呂感覚で足湯に挑戦

DOD ロケットサブマリンフットバス!!
【問】ビーズ

ロケットストーブと湯船を組み合わせたユニークな道具で、燃焼部を湯船に沈めて足湯にする。
湯船の温度は差し水で調整。

自分でお湯加減を調節するのも腕の見せどころ!?
専用ゴトクで飲み物をあたためられるのも気が利いている。

PHOTO/逢坂 聡
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2022年12月号

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