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子持ち離婚のリスク5つと離婚のための事前準備とは

  • 2024.2.12

昨今では、離婚は決してめずらしいことではなくなりました。何らかの事情で婚姻生活を続けられなくなった場合、たとえ子どもがいたとしても、「子どものために我慢」は子どものためにも良くないと言われます。

とはいえやはり、子持ち離婚には大きなリスクが伴います。そう簡単に実行できるものではないでしょう。当記事では、子持ち離婚による考えられるリスクや、その時のために準備しておくべきことを紹介します。

子持ち離婚のリスク

子持ち離婚のリスク5つと離婚のための事前準備とは
恋学[Koi-Gaku]

子どもがいる夫婦が離婚する場合、多くの場合は母親が親権を持つことになります。その場合、いくつかの大きなリスクが考えられます。

金銭的に厳しくなる

もっとも大きいリスクの一つが、金銭的な問題です。

これまで共働きだった場合は、単純に夫の稼ぎがごっそりなくなります。別れた夫が十分な養育費を支払い続けてくれるとも限らず、結果として、離婚した子持ち女性は金銭的に困窮している場合が多いと言われます。

もし専業主婦や週に数日のみ働くパート勤務などで、十分な収入のあてがない場合は、すぐに離婚するのは思いとどまった方が良いかもしれません。

子どもが父親と離れ離れになる

夫婦間にどんな問題があっても、また父親がどんな人間性であっても、子どもにとっては唯一の両親です。

これまで一緒に暮らしていたのに、離婚が理由で離れ離れになってしまうのは、大変悲しいことであり心に及ぼすダメージは非常に大きなものになります。

「寂しい」と素直に口にできればまだマシで、子どもは苦労してきた母親のことを思い、自分の気持ちを封じ込めてしまう場合も少なくありません。

そのケースでは、子どもはより精神的に追い込まれてしまいます。

子どもの転校

子どもの年齢によっては、離婚に伴い転校しなければならないこともあるでしょう。

通い慣れた学校を去り、仲良しの友達と離れ、まったく見知らぬ環境に放り込まれることになるわけです。

学校は、子どもにとって社会そのもの。大きなショックを受けることは避けられないでしょう。さらに、転校先で周りに馴染めず、いじめを受ける可能性も0ではありません。

家事や育児の負担が増える

夫が比較的家事や育児に協力的であった場合、単純に大人1人の手が減るわけですから、母親の負担は増えます。

リズムに慣れるまでは、母子ともに苦労するかもしれませんね。

体調を崩したときに看病してくれる人がいない

まだ子どもが小さい場合、母親が倒れるともう終わりです。心細い思いにもかられるでしょう。もしもの時に助けにきてくれる人がそばにいてくれると、安心ですね。

子持ち離婚をするなら準備すべきこと

子持ち離婚のリスク5つと離婚のための事前準備とは
恋学[Koi-Gaku]

子持ち離婚は、避けられるなら避けるべきです。しかしさまざまな事情から、どうあっても離婚は避けられない場合もあるでしょう。

それならせめて、しっかりと準備してから行動に起こすことを強くおすすめします。

安定した収入を得られる土台

まず、何を置いてもお金です。引っ越しをする場合は敷金礼金を含む引越し費用がかかりますし、新生活が土台に乗るまでは何かと入用でしょう。

離婚して家を出ていく前に、ある程度まとまったお金を用意しておくことが推奨されます。

またその後、安心して生活していけるよう、安定した仕事に就いておくことも大切です。

安心して暮らせる家

子持ち離婚した母親が、夫と暮らした家を出た後にどこに住むか。まず多いのが実家に戻ること。これは親との関係性などによってきますが、もっとも安心できる選択肢の一つでしょう。

問題は、実家には戻れない場合です。その場合はどこかに家を借りるなどする必要があります。なるべく安く抑えたいところではありますが、女性と子どもが安心して暮らせる最低限の設備や環境は死守しましょう。

養育費の取り決め

養育費は子どもの権利なので、離婚後もきちんと相手に払ってもらいましょう。

しかし途中から勝手に払うのをやめてしまう人も、少なからずいるようです。

養育費の金額は収入や子どもの数などに応じて取り決めるのが一般的で、その内容は公正証書を作成して残しておくのがおすすめです。

公正証書は正式な文書であるため、その内容は必ず守らなければなりません。勝手に反故にした場合、給料の差し押さえなどの強制執行がなされる場合もあります。

転校する場合はなるべく子どもの影響を少なくする

子どもの転校が避けられない場合は、なるべく影響を最小限におさえるのが望ましいです。

例えば小学校や中学校にあがるタイミング。これなら転校にはなりませんし、比較的周りも0からのスタートなので、溶け込みやすくなるでしょう。

もしくは、長期休みあけのタイミングを狙うなどです。学年が低いほど、長期休みあけは転校生も多いため、周囲と打ち解けやすくなります。

子持ち離婚をするなら、準備はしっかりして

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恋学[Koi-Gaku]

子持ち離婚はできるだけ避けた方が良いです。しかし、子どもがいるという理由だけで、親がすべてを我慢する必要もありません。

進むべき道を決めたら、あとはぶれずに突き進むだけ。その際、できるだけ周到に準備をしておくことで、後悔の少ない離婚を選択できるのではないでしょうか。

Written by 七尾なお

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