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病気で痩せた私に「ダイエット法教えてよ!」デリカシーのないご近所さん → 言葉を失っていると──!?

  • 2024.2.11

健康的にダイエットをして痩せるのは良いことですが、病気でガクッとやつれたのを人から「痩せた」と指摘されるとなかなか複雑な気持ちになりますよね。今回は病気で痩せたことに変な勘違いをされてしまった経験のある私の知人Oさんに聞いたお話です。

画像: ftnews.jp

闘病生活の末に

当時Oさんは大きな病気をして退院したばかり。

もともと少しふっくらとした体型だったOさんでしたが、闘病生活の末にすっかり体重が落ちてしまい、以前とは全く違う見た目になってしまいました。
「こんなガリガリで、不健康に見えないかな……」
入院前に着ていた服はすべてサイズが合わなくなってしまい、Oさんは鏡の前でため息をつきました。

しかし何物も命には代えられないため、無事に病気が治ったことを喜ぶことにしました。

「Oさん久しぶり! 退院おめでとう、もう大丈夫なの?」
Oさんがリハビリをかねてご近所を散歩していると、親しくしているご近所さんの井戸端会議に遭遇しました。

「おかげさまで、もうだいぶ元気になったのよ」
「そうなのね、ほんと良かったわ」
親しいご近所さんには病気のことも入院のことも話していたので、Oさんはしばらくご近所さんと体調について話し込みました。

デリカシーゼロのご近所さん

「あらOさんじゃない! 久しぶりねー!」
しばらくすると、ずけずけ物を言うことでご近所でも有名な、Sさんという人がその井戸端会議に加わってきました。

「随分痩せちゃったじゃない、どうしたの?」
Sさんの言葉に、その場にいた全員の表情が硬くなりました。Sさんにも病気のことは話していたはずですが、どうやらすっかり忘れているようでした。
「まあ、ちょっと……」
「そういえば最近見なかったもんね、ダイエット合宿でも行ってきたの? でもちょっと痩せすぎね、不健康だわ!」
「はあ」
「で、どうやって痩せたの? ダイエット法教えてよ、私もダイエット中なの!」
言葉を濁すOさんに、なおもSさんは続けます。
「まさか旦那さんの他にオトコでもできたんじゃないでしょうね? それなら私は無理よ、こんなおばさんだし! 誰も相手にしないから!」

闘病生活を送っていたのに、まさか不倫を疑われるなんて。さすがにOさんは言葉を失ってしまいました。

「Sさん、やめなさいよ! ちょっとデリカシーなさすぎよ」
「本当にそうよ! だいたいあなたっていつも、気遣いがなさすぎるわ」
他の奥様達が口々にSさんを責め、Oさんがなんとかとりなしてその場を離れました。

その後Oさんの体調はみるみるうちに回復し、今では体重も健康的な体重に戻ったとのこと。デリカシーゼロ発言をしたSさんからはきちんと謝罪されたそうです。

闘病していたということを忘れてしまっていただけかもしれませんが、あることないこと言われる筋合いはありませんよね。人の事情も知らないのに、妙な憶測でベラベラ話してはいけませんね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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