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「おしゃれはガマン」はアラサーまで! SNSにまどわされない、大人女性の服選び成功の極意

  • 2024.2.11

「寒くても暑くても、おしゃれなほうが大事!」と体にムリを承知で薄着や厚着をしたり、「みんな持っているから」「映えるから」と、分不相応な高級品を買ったり…。最近は、昭和や平成時代と令和の違いがなにかと話題になっていますが、おしゃれのうえでのガマンにも違いがあるからこそ、両時代を生きてきた大人世代を混乱させているかもしれません。“おしゃれはガマン”という、誰もが一度は耳にしたことがある“おしゃれ定型文”。これを意識するあまり、服選びの失敗を招いてしまう理由と、令和で悩まない大人女性の服選びについてお話します。

「服がすてき」を目指すから、服選びに失敗する

いくらあらゆるものが値上がりしている今の時代であっても、昭和や平成初期を生きてきた大人世代が実感することといえば、“服の値段は子ども時代と比べたらずいぶんと安くなった”ということではないでしょうか。 2010年に起こったのはプチプラブーム。 フォーエバー21やH&Mなど、海外ファストブランドが次々と日本に上陸してきたことで、流行りの洋服を安価に、大量に買えるようになりました。 さらに、同時期に起こったSNSブーム。 それまでは、流行の発信地といえば「東京」「都会」だったのが、日本のどこにいても、誰もがファッションリーダーになれる時代となり、われこそはとスターになるのを夢見る人たちが続出。“自己満足のためのファッション”から、“他人へ見せるためのファッション”へと時代とおしゃれの在り方は変化しました。 他人へ見せるためのファッションを生業としているのは、もともとはモデルや芸能人、ハリウッドスターのような一部の人でした。しかし、今の時代は服の値段が安くなったこと、SNSが普及したことで誰もがその役わりを大なり小なり担いやすくなったのです。その結果、ひと通りのおしゃれを楽しんだ大人世代になっても、自分にとってのベストがわからない状態になっているのです。

大人女性に必要なのは、姿勢を美しく見せてくれる服

人はなぜ、おしゃれをするのか。それは“自分をすてきに見せたいから”ではないでしょうか。 自分をすてきに見せることがいちばんの目的であるはずが、着ている服のブランドで優劣をつけたり、たった1年前の服を着ただけで古い、トレンド遅れとされたり、そういったことばかりを気にするって、本来の目的とズレていませんか? すれちがいざまに、「すてき!おしゃれ!」と感じさせる瞬間、理由は「どこのブランドを着ているから」とはならないでしょう。 雰囲気だったり、姿勢、装いがその人のキャラクターに合っていたり、ヘアスタイルやメイクが洗練されていたり、なにかしら“人”そのものに魅力があるから、「すてき!おしゃれ!」と感じさせるのです。 歩き方がぎこちなくなるSNSで話題のブランド靴よりも、歩き姿がかっこよくなるスポーツブランドのスニーカー。ただ立っているだけで、背中が自然と曲がってしまうような重い高級バッグよりも、ただ立っている姿が美しく見える、ノーブランドのリュック。このように、大人女性に必要な服とは“かっこ悪い自分を作らない服”に尽きるのではないでしょうか。加工に頼ることなく、等身大の自分がかっこよく見える服は、自分の心も体も不必要にガマンさせることがありません。

ひと昔、服を1年買わないチャレンジが流行ったのですが、SNSを1年見ない、投稿しないチャレンジをしてみることをおすすめします。1年終えた頃には、心と体にガマンしない、自分が本当に着たい服がわかるようになりますよ。

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