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【有村架純】「いろいろと想像できるワンカット、ワンカットになっていたらうれしい」

  • 2024.2.10
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2024年2月売りInRed3月号のカバーに登場してくれた有村架純さん。2月9日に発売の写真集『sou.』のこと、有村さんが持っているファンのみなさんへの気持ちなどをお伺いしました。

PRIFULE
ありむら・かすみ/1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。2010年俳優デビュー。昨年は「どうする家康」『ちひろさん』への出演が話題に。今年Netflixで「さよならのつづき」が配信予定。

撮影した写真から感じたのは、1年1年をちゃんと生きたこと

2月9日には30歳の1年を切り取った写真集を発売。制作のきっかけには、日々温かいエールを送ってくれるファンの存在があった。

「感謝を伝えることって写真集じゃなくてもできることだと思うんですけど、私はファンクラブがあるわけじゃないし、ファンミーティングやイベントをやる機会もないので、応援してくださっているファンの方の手元に残る一冊を30歳のタイミングで作ろうかなと思ったのがきっかけで。ポートレート風にキメて撮るよりも、解放をイメージしたり、ただそこにいるという空気感を表現したくて、その考えに共鳴してくださると思ったカメラマンの今城(純)さんに撮影をお願いしました。見ている人がいろいろと想像できるワンカット、ワンカットになっていたらうれしいですね」

カーディガン¥390,500、パンツ¥137,500、シューズ¥344,300(すべてロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス) リング(左手)¥1,342,000(ティファニー/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)

撮影した写真から感じたのは、月日の積み重ね。
「25歳の時にも写真集を出しているんですけど、5年前より歳を重ねたな、5年って大きいなと思いましたね(笑)。同時に1年1年をちゃんと生きたんだなとも感じました。この写真集ではそういう年輪みたいなものも無理に修正しようとせず、生きてきた証しとしてそのまま残しています」

有村さん自身の希望で、日々綴ってきた言葉も収録されている。
「写真集を作るんだったら、言葉を収録した本にしたいと最初から考えていたんです。『言葉の部分は紙質や色を変えたい』とかやりたいこともあったので、それも全部お伝えして。今回はインタビューのようにたくさん話すんじゃなくて、シンプルに届くものを紡げたらいいなと思って、これまで自分が感じたことをただ箇条書きでメモ帳に書いてきたものをピックアップしてそのままそっくり収録しているんです。ファンの方がそれを見た時に『あー、わかる』と思ってもらえるのか、『そうなんだ』と思うのかはわからないですけど、このシンプルな言葉がまっすぐ届いてくれたらいいなと思っています」

カーディガン¥561,000、タンクトップ¥127,600※ともに予定価格(ともにプラダ/プラダ クライアントサービス)

写真集のリリースを経て、2月13日には31歳の誕生日を迎える。これからの展望を聞くと、「自信がないままでいたい」と話す。
「自分に自信をつけた方ってきっと自信がないところからスタートしていて、変わりたい・成長したいという向上心があったり、弱さと向き合って歩んできたからこそ、今が輝いて見えるんだと思うんです。だから自信がないことってすごく素敵で美しいなと感じるから、自分もそうありたいです」

有村架純写真集「sou.」通常版

ファンへの愛と感謝をテーマに、有村さんの30歳の1年を切り取った写真集「sou.」が2月9日に発売。3月1日からは発売を記念した写真展がPARCO FACTORYにて開催予定。
マガジンハウス /撮影 今城 純

Model/有村架純 Photograph/今城 純 Styling/杉本学子(WHITNEY) Hair & Make-up/尾曲いずみ(STORM)Interview & text/東海林その子

※InRed2024年3月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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