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グルマン温故知新:池尻大橋〈OMA〉昼も夜も深夜も使える、今様コの字酒場

  • 2024.2.13

OMA(池尻大橋)

昼も夜も深夜も使える、今様コの字酒場

3種類の木材が贅沢に使われたコの字形カウンター、その上に林立するクラフトジンや焼酎の酒瓶、そして〈TANNOY〉のスピーカーが目を引くこの店は、2つの顔を持つ。

昼はショウガ焼き、アジフライなどの王道メニューが並び、スピーカーからはラジオが流れる“ザ・定食屋”。そして夜は、創作和食と幅広い音楽を楽しむ居酒屋に変貌する。

池尻大橋〈OMA〉の「経産牛のかいわれ肉巻き」
深い旨味とあっさりとした脂が特徴の経産牛のロース肉で、カイワレ大根をくるりとロール。カイワレ大根特有のピリッとした辛味が、関東風のすき焼きをイメージした甘めの味を引き締める。とりわけ、日本酒やジンが進みそうな味わいだ。赤×緑の華やかな色彩も食欲をそそる。1,080円。
池尻大橋〈OMA〉の「季節のフルーツ マスカルポーネチーズ生ハム包み」
果物の甘味とマスカルポーネチーズのクリーミーさ、そして生ハムの塩気が渾然一体となった一品はお酒のアテに最適。この日のフルーツはラ・フランス。900円。
池尻大橋〈OMA〉の「パクチーレモンチャーハン」
ご飯に溶き卵を混ぜて卵かけご飯状態にし、中華鍋で手早く炒め、パクチーやレモン、ショウガをナンプラーでマリネした自家製調味料で味つけ。仕上げにもナンプラー、そしてゴマ油を使い、香ばしく。780円。

内装デザインなどプロデュースを手がけるのは、同じ池尻の喫茶店〈drip〉や中目黒のスナック〈ドリーム〉を運営する榊原祐樹さん。料理長の佐々木幸治さんら前職の飲食店運営会社時代の同僚と看板を上げた。

日本酒、クラフトビール、ナチュラルワインなど“広く深い”酒の品揃えに合わせて、フードの振り幅も広め。定番のポテサラや、フルーツを使いひとひねりした酒肴もあれば、食べ応えある肉料理や和めるおでんも。食やカルチャーの複合施設〈大橋会館〉もでき、注目度が高まる街の新星だ。

佐々木幸治さん
世田谷代田〈songbook〉など、人気店の立ち上げを担ってきた佐々木さん。
池尻大橋〈OMA〉店内
榊原さん念願のスピーカーは1979年製の名機。

Information

OMA

〈オーマ〉
住所:東京都目黒区大橋2-16-25 大橋TKビル2F
TEL:03-6407-0092
営:11時30分〜14時30分LO、18時〜翌2時(22時フードLO)
休:日曜・月曜

2023年9月18日オープン。お昼はメインのおかずにお代わり自由のご飯、お味噌汁と小鉢、日替わりの小さいおかずが付く定食が1,000円~。なお、22時以降はおつまみ480円~の営業となる。夜は席代330円(22時以降は500円)。昼は予約不可。昼夜ともキャッシュレス決済のみ。ビール650円〜、ジン800円〜、お茶割り700円〜、サワー700円〜。一品料理480円〜、サラダ580円〜、揚げ物580円〜、〆300円〜。カウンター20席。テーブル2卓10席。個室1室最大12席。

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