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元不倫相手の娘と妻から矢継ぎ早に復讐されました…一瞬ですべてを失った34歳客室乗務員が迎えた「凄まじい顛末」【後編】

  • 2024.2.9

憧れの客室乗務員になった綾香さん(仮名・34歳)。結婚願望はあるものの現在恋人はおらず。ある日、ピンチを救ってくれた既婚男性(弘さん・仮名・54歳)に思いを寄せるようになり、やがて二人は不倫関係に。人知れず密会を重ねていましたが、気晴らしに弘さんに料亭に連れて行ってもらった際、帰りに突然別れを告げられてしまいます。

綾香さんは不倫相手の弘さんとずっと一緒にいられると思っていただけにその悲しみは相当身に堪えたと言います。それでも気を取り直し、翌日仕事のため帰りの飛行機に乗り込んだそうです。

急な別れにショックを受けつつも、どうにか仕事をこなすことに…

「今日の飛行機に弘さんも乗る予定でした。でも、彼は乗る便をずらす可能性が高いと考え、顔を合わせることはないと私は少し安心した気持ちでいたのです。

機内で飲み物を配っていると、急にとある男性のお客さまから手をギュッと握られて…。驚いた私とそのお客さまとがしばし見つめ合う形に。

あまりのことに困惑していると『何をしているんですか!』と元不倫相手と出会った時のように他のお客さまから声がかかりました」

綾香さんは「助かった」と思ったのもつかの間、衝撃的な言葉を聞かされることに。

「そのお客さまはひどく怒った顔をしていました。すると、次の瞬間『父のことも同じようにたぶらかしたんでしょ?』と信じられない言葉を放ったのです。

よく見ると、その女性は昨夜弘さんが料亭でぶつかった相手…その発言から元不倫相手の娘(凪さん・仮名・27歳)だと判明。あの時彼がスマホを見て真っ青になったのも、その場で彼女から電話がかかってきたからだと悟りました」

なんと綾香さんは偶然凪さんと同じ便に乗り合わせていたのです。

「続けて彼女は『この人、乗客と不倫していたんですよ』と大きな声で叫び出しました。すぐに『お客さま、落ち着いてください』となだめたものの、周りから白い目で見られることに。

その後、無事に飛行機が空港に到着し、私はほっと胸をなでおろしたのですが、ここで恐れていたことが起こってしまいます。パイロットや客室乗務員が集まる着陸後のミーティングで、先ほどの機内での騒ぎが話題にあがったのです。

上司から真相を求められ『お客さまと不倫関係にあったのは事実です』と白状。もちろん激しい叱責を受けて…職場での信頼関係が壊れたと感じた私は、仕事を休み家に引きこもるようになりました」

落ちこむ綾香さんを心配した両親が部屋に駆け付けてくれたと言います。

元不倫相手の妻が怒鳴り込んできて…その時彼女が投げかけた驚きの言葉とは…?

「両親が到着したタイミングでインターフォンが鳴りました。ドアを開けるとそこには見知らぬ女性が立っており『弘の妻の直美(仮名・51歳)です』と名乗ったのです。

どうやら娘から不倫の事実を知らされ、私の住所を夫から聞き出した様子。彼女は両親を見るなり『お宅の娘さんが夫を略奪しようとしたのよ! どういう教育してきたの?』とののしると、私に『妻子持ちと知って夫と交際していたなんて、ただの不倫じゃなくてパパ活だったんじゃないの?』と疑惑の目を向けてきて。

すかさず『違います! 私はお金に困っていません』と答えると『じゃあ、慰謝料をたっぷり払ってもらうわよ』と直美さんはほくそ笑んで。最後に『夫とは離婚しないから』と言い残すと彼女は足早に去っていきました」

両親は綾香さんが不倫していたとは知らなかったので、その場はシーンと静まり返ったそう。

「案の定、両親に『人の家庭を壊そうとしたなんて…もう娘でも何でもない』と叱られ、一方的に絶縁されてしまいました。この出来事でさらに意気消沈した私は、仕事に復帰することなくそのまま退職。

元不倫相手の妻から慰謝料を請求されたので、支払いのため働かなければならないけれど、今は次の職を探す気力もありません。不倫をした結果、周りからの信頼と大切な仕事、そしてかけがえのない家族も失ってしまって…私はこれからどう生きていけばいいのでしょうか」

ほんの出来心で不倫に走ってしまった綾香さんですが、その代償はあまりにも大きかったのではないでしょうか。

職場での不倫に溺れないためにも、気を緩めることなくしっかり働きたいところです。

©kei907 /Adobe

文・菜花明芽

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