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「社長の旦那奪っちゃったから慰謝料あげる」上から目線の浮気女→勘違いしているので真実を伝えた結果

  • 2024.2.10

会社を経営する夫。今までも何度か浮気をしていましたが、誠心誠意謝ってくれたので許していました。「もう絶対浮気はしない」という夫の言葉を信じていた私ですが、ある日若い女性から私のもとに「早く別れろ!」と連絡が来て――?

夫の浮気相手と名乗る若い女性から「早く別れろよ!この年増ババァが!」といきなり電話口で怒鳴られ、面食らってしまった私。まだ20代前半とのことですが、既婚者であるうちの夫に手を出したことについては、悪いとすら思っていない様子でした。

さらに、「バイトでお金貯めてるから、慰謝料は払ってあげる」「だから今すぐ離婚しろ!」とまで言われてしまったのです――。

浮気癖の再発

帰宅した夫を問いただすと、「はいはい、俺はその子と浮気をしました」「これで満足か?」とこちらも悪びれる様子はありませんでした。

今までにも浮気の前科がある夫。毎回大喧嘩を繰り広げるのですが、それでも夫が「もう浮気はしない」と誓うので、なんとか結婚生活を続けてこれたのです。

「この間バレた時に、『もう一生浮気なんてしない』って言ったじゃない!」と言うと、「お前に誓った翌日に運命の出会いがあったんだよ!」とどうしようもない返事が返ってきました。

こんな男にはもう付き合ってられない……。

そう思った私は、離婚を切り出しました。すると、「絶対に離婚はしない!離婚なんてマイナスイメージだろうが」「それに、両親自慢の息子が浮気で離婚なんてしたら……ママは倒れてそのまま寝込んじゃうだろ!?」と夫。

浮気で傷ついた私は二の次で、体裁とママが一番大事とは……。私はため息をつくしかありませんでした。

浮気相手からの連絡

1週間後――。

いろいろな手続きを終わらせて、ようやく家に帰ってきた私のもとに、再び夫の浮気相手の女性から連絡がありました。

「慰謝料500万払うから離婚しろ」

「私のお腹には社長の彼との愛しのベイビーちゃんがいるんだから♡」

「無職の男でよければどうぞ」

「は?」

先ほどまで私が出かけていたのは、夫の会社の株主である両親と義両親と結託して、今日行われる株主総会で夫を社長の座から引きずり下ろすためでした。株主総会で義母から浮気をばらされた夫の信用は地に落ちることでしょう。

「今ごろ社長解任を言い渡されているかも」と伝えると、「嘘でしょ……」としばらく呆然としていた浮気相手。しかし「たまたま奥さんがいただけであって、私たちは純愛だもん!」と開き直りました。

そこで、私からももう1つ追加情報をあげることに。

「夫はいまだに『ママ』って呼んでるくらいの重度のマザコンだけど、どうぞお幸せにね」

最後に「えええええ!?」と浮気相手は動揺していましたが、「真実の愛」の前では些細なことでしょう。

真実の愛の代償

1週間後――。

夫の浮気にたいそう腹を立てた義母の仲介もあり、私と夫は無事に離婚。そんな折、また浮気相手から私のもとに電話がかかってきました。

「ついさっき、慰謝料の500万円振り込んでやったから!」「二度と彼の前に現れるなよ!」と浮気相手。元夫は浮気相手とすぐに再婚したそうです。てっきりあのまま別れると思っていたのに……。

「私たちは本気で愛し合ってるんだから、社長解任ごときで別れるわけないでしょ!」「貯金もタワマンもあるし、高級車だって持ってるし、すぐに新しい会社を立ち上げて返り咲いてやるわ!」

思わず「あちゃー……」と声が出てしまいました。この女性は本当に何も知らないのでしょう。

元夫のマンションも車も、すべて会社の経費で購入していたもの。社長解任と同時にすべて会社が没収したのです。

さらに、詳しく調べを進めたところ、浮気相手との高級レストランでのデート代も経費申請されていました。会社事業に関するものではないため、会社側は激怒。返金を迫られることでしょう。

離婚の財産分与や私への慰謝料に加え、高額なデート代の返金……社長時代に築き上げてきた貯金も、すっからかんになってしまうでしょうね。

「ふざけるな!」「私の500万返せ!」と言い出した浮気相手。私は「本気で愛し合ってるんでしょ?きっとどんな困難も乗り越えられるよ!」と浮気相手を励まして電話を切りました。

その後――。

会社から訴えられた元夫は元義母に泣きついたそうですが、元義母は「こんな汚らわしい息子はもう知りません!」と一蹴。大好きなママから絶縁を言い渡された元夫はショックで寝込んでいるそうです。

私は元夫と浮気相手から受け取った慰謝料を使って、のんびり海外旅行を楽しんでいます。せっかく独身に戻ったのですから、いっぱい楽しまないと!と思っています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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