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「母にずっとキレイでいてほしい」辺見えみりさんのスキンケアブランドmizuka(ミズカ)誕生秘話が素敵

  • 2024.2.9

好きが高じてコスメを作っちゃいました……♡ 日々多忙なスケジュールをこなしながら自分の“やりたい!”を叶えた方に、美容やもの作りに対する想いを語ってもらいました。こだわりと情熱の詰まったコスメはきっと手に取ってみたくなるはず! 今回は2022年にスキンケアブランド「mizuka」を立ち上げた辺見えみりさんをご紹介。

INFORMATION ABOUT…… mizuka(ミズカ)

フィトテラピーとサイエンスを融合し、「100年の生涯を共にするスキンケア」をテーマに2022年にスタートしたスキンケアブランド。ターゲットを絞らず、母と娘、さらにはジェンダーレスで使えるアイテムが揃う。みずみずしい肌を叶えたい人に。

“母にずっとキレイでいてほしい。 人生100年時代を共にできる スキンケアを目指しました”

120年続く竹野酒造の地下水を使用。

自分でゼロからやりたい! 熱い思いを胸に会社を創立
―コスメを作ったきっかけは?
「周りの人たちが動いてくれることが多い芸能界という中で、そうではなく自分でゼロから挑戦したかったんです。これまでファッションも含めプロデュースは何度もやらせていただいていますが、根本から作り上げられないというか、どうしても制限しないといけないことがあり、だったら会社を立ち上げてやっちゃおうと。それに加え、親への恩返しもしたかった。何ができるかなと考えたときに、母親がずっとキレイでいてくれるものを作るのっていいなって。ただ既存品をプレゼントするんじゃなくて、自分で必死に作ったものを母親に使ってもらいたくて。これはブランドの裏テーマでもあるんですけど、自分と同世代の人はもちろん、母世代や娘世代、ひいてはジェンダーレスで使えるものを作りたかったんです。ローンチの際にも謳っているように“100年の生涯を共にするスキンケア”を目指してスタートしました」

開聞山麓香料園のクスノキ葉を使用。

―長年の友人と2人で会社を立ち上げたそうですが、苦労はありましたか?
「それはもう全部(笑)。会社を立ち上げる、もの作りをするということは、それは大変で。倉庫を決めるところからお客さまにものを届けるところまで、何から何までゼロだから、商品はこれに入れてこうやって発送しようとか細かく相談して。プロデュースだと上がってきたサンプルに対して考えを伝えればよかったのですが、それとは全く違って本当に大変でしたね。パッケージひとつ作るのにも全部現場に足を運んだり、ポップアップをするのにも自分で百貨店に連絡したり。なんかね、そういうことも好きなんだと思うんですよ。それをやって偉いとかじゃなくて、会社やブランドってこうやって立ち上げるものだと思うので。それもこれも、今まで出会った人たちが助けてくれたから何とかやってこれた。苦労はありましたが、人との繋がりや縁を感じられたのは嬉しいですね」

辺見さんが信頼を置く植物療法の第一人者、森田敦子さんが監修。

原料に両親の故郷のものを使用。縁とこだわりが詰まった製品に
―水や精油の産地を見に地方まで赴かれたとか。
「そうなんです。原料となる水は私の母の出身地である京都の老舗酒造会社、竹野酒造の特別な地下水を、精油は父の出身地である鹿児島のハーブ農園、開聞山麓香料園のクスノキ葉油をはじめ、7種の精油を使用しています。どちらも自然豊かな素敵な場所で、ちゃんと目で見て触って、間違いないと改めて確信しました。水には相性があって、自分たちが作りたいものに合わなければ使えないんだそう。それが今回はピタッと合ったのも縁を感じました」
―ミズカについてもう少し詳しく教えていただけますか?
「フィトテラピーとサイエンス、両方のよさを引き出しながら、肌が弱い人でも手応えを感じてもらえる製品を目指しました。今から9年ほど前、娘を出産して1年ぐらい経ったころ、私自身すごく不調になって。そのときに植物療法士の森田敦子さんに出会い、フィトテラピーでからだも気持ちも楽になったんです。私にとってその体験は大きくて、ブランドの監修も森田さんにお願いすることに。ミズカと名打っているように製品はみずみずしい使用感が特徴なんですが、特に化粧水は肌の奥までぐんぐん入っていってくれる自信作。朝晩化粧水でコットンパックをするんですけど、もう他のパックはしなくなりましたね。肌のトーンもアップして化粧ノリもよくなるし、その後美容液、クリームとライン使いすると本当に肌がモチモチに。クレンジングオイルと洗顔料は、吸着型ヒアルロン酸を配合しているので、汚れはしっかりと落とすのに潤いは残るんです。機能面以外にも、心地よく使える香りやテクスチャーも納得いくまで試行錯誤を繰り返しましたし、パッケージにもこだわりました。結局全部譲れなくて時間がかかっちゃいましたが、母も娘も兄も気に入ってくれていますし、お客さまから嬉しい声もたくさんいただいています」
―今後のブランドの展望は?
「ボディやヘアケアなどラインを増やしていきたいですね。自分のためはもちろん、人をキレイにしてあげるためにプレゼントしたいと思われるようなブランドを目指したいですね」

mizukaのこれまで

「やっぱりローションは外せません。肌にぐんぐん浸透するんです!」左から:クレンジングオイル 150mL ¥4,950、フォーミングウォッシュ 80g ¥4,400、トナー 150mL ¥6,600、リッチクリーム 50g ¥12,100、セラム 30mL ¥8,800(全てミズカ)

2021.6 化粧品の製作を本格的に開始。京都、鹿児島をはじめ日本各地を飛び回る
2022.11 株式会社mizukaを設立。辺見さんを代表取締役に2名で事業開始
2022.12 mizukaをローンチ。トナー、セラム、クリームを発売
2023.1 ブランド初のポップアップを伊勢丹新宿店で開催。辺見さん自らも店頭に立ち接客、好調なスタートを切る
2023.9 クレンジング、ウォッシュを発売
2024.1 マルチバーム発売

ポーチの中身を拝見♥ 気分転換の香りアイテムとマルチバームはマスト

ARTS&SCIENCEのポーチ

aディビュース クッションファンデーション、bフリスク ペパーミント、cウカ ネイルオイル 13:00、dミズカ リップバーム、eエレガンス フロッキー アイブロウ マスカラ WN50、fケイト リップモンスター 07、gベリュマン 二層式ハンドローション No.0、hアノック アロマオイル、iディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー 1.5N、jナーズ ラディアントクリーミーコンシーラーブラシは全て本人私物

「軽めのクッションファンデとツヤ感コンシーラーに、アイブロウマスカラとカラーリップ。お直しグッズはミニマルに。気分をリフレッシュしたいときのアロマオイルやフリスクも欠かせません。1月に発売したばかりのミズカのマルチバームは、唇だけでなく、爪の根元やヘアオイル替わりにと万能に使えてお気に入りです」

辺見えみり
1993年に芸能界デビュー。明るく飾らないキャラクターでバラエティを中心に活躍する他、さまざまなファッションブランドにも携わり、2018年には自身がディレクターを務めるブランド「OUTERSUNSET(アウターサンセット)」をスタート。2022年からmizuka代表取締役に就任。

photograph:YUJI TAKEUCHI[BALL PARK] styling:CHIE INUI hair & make-up:MIYUKI ISHIKAWA

otona MUSE 2024年3月号より

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