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「今のは母ちゃんが悪い」善悪の判断に甥っ子の成長が見えた

  • 2024.2.9

皆さんは、義理の家族との関係に悩んだことはありませんか?結婚して親戚になったとはいえ赤の他人同士。価値観の違いでわかり合えないことはありますよね。この漫画の主人公の千秋さんの場合は義姉とその甥っ子に悩まされていました。義姉とは根本的に意見が合わず腹立たしい日々。子どもの愛情のかけ方も義姉は叱らず、他人の落ち度を指摘します。千秋さんや夫の大介さんは、子どもであっても悪いことをしたら叱るべきと考えが合いません。ですが、その結論は大人が出さなくとも、子ども自身が正解を知っていたようです。Ai(@Ai)さんによる作品『叱らない義姉と乱暴な甥っ子』第14話をごらんください。

叱らない義姉から育てられたカン太君は、わがままでやりたい放題にも見えましたが、一緒に住んでいる他の大人のこともちゃんと見ていたのですね。

自分で事の善し悪しを判断できたカン太君は、義姉のようにならずに済むかもしれませんね。さて大介さんはいったい何を決めたのでしょうか?

叱る?叱らない?親の愛情について考えさせられる作品

この作品には、子どもに対して「いけないことは叱る」と考えている主人公親子と、何をしても叱らない義姉親子の様子が描かれます。

子どもに対する善悪の伝え方は家庭によってそれぞれですが、義姉親子の場合はいけないことをしても諭すことすらせず、主人公家族に迷惑をかけてもまるで気にとめる様子がありません。

一方、義姉の息子・カン太は主人公一家になついていて、叱られたとしても一緒に居たいと考えています。また、主人公の夫であるおじに注意されれば謝ることができる子として描かれています。

子どもにとって「いけないことを注意される」「相手に対して謝る」という経験はとても大切なこと。いけないことをどう伝えるかは家庭によりますが、善悪を認識させ、間違っているなら謝るよう諭すという過程は必要な教育といえるのではないでしょうか。

考え方の違う2組の親戚親子の様子から、叱る・叱らないを含めた親の愛情のかけ方、善悪の伝え方について、今一度わが家を振り返ってみたくなる作品です。

著者:ママリ編集部

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