母親は体調不良にならない？必死のSOSを「甘え」に感じた夫

皆さんは、健康管理にどのくらい気を付けていますか？子どもがいると、わが子の体調には気を配っていても、自分のことになるとつい後回しにしてしまう。そんな人がいるかもしれません。母親と言えど、体調を崩すことはあります。放っておくと、命にかかわる重大な病気に発展してしまうことも…。今回ご紹介する作品は、母親こそ体調に気を配ろう、そう思えるエピソードです。紙屋束実(@kamiya.tsukami)さんの『妻だって死にます！』をご紹介します。どうぞご覧ください。

ある日、感じたことのない体調不良に襲われる

ツマ子さんは二人目を出産したばかりのママです。長女は幼稚園に通っており、二人の育児をワンオペ状態で必死に取り組んでいます。

そんなある日、いつものように朝起きるととんでもない体調不良を感じたツマ子さん。吐き気とふらつきを感じて座り込んでしまいます。一体何があったのでしょうか…。

長引くひどい頭痛を訴えるも、夫は舌打ち

家のこと、わが子の世話をしなくては…。そう思っているのに、体調がつらくてどうしても動けない。そんなときは誰でもありますよね。ゆっくり横になりたくても、それもかなわず必死に耐えながら過ごした経験がある人がいるかもしれません。

体調がつらいとき、無理をせず休むことができたらいいですよね。ツマ子さんの夫は、自分の妻の体調不良にイラついているようですが、母親も人間。必要以上に無理をしていることだってたくさんあります。

体調不良は家族全員の一大事です。みんなが健康であるために、いたわりあい、助け合えたらいいですよね。家族の、つらい、という言葉を軽視せず、早期の受診を大切にしましょう。

まさか重病だなんて。もっと早く気が付くことはできなかった？

家族は、大病なんてしない。そんな根拠のない自信がある人はいませんか？病気の可能性は誰にもあり得ることです。毎日健康に過ごしていても、いつどのようなタイミングで病気になるかは分かりません。

ツマ子さんの夫は、まさかそこまでツマ子さんがつらい状態だったなんて考えてもいなかったようです。ギリギリまで頑張っていたのは、わが子のことがあったから。まだ頑張れる、そう自分にむちを打ち続けていただけなんですよね。

ツマ子さんの最初の大きな自覚症状は頭痛でした。頭痛くらいで、そう思う人がいるかもしれません。もしそれが大きな病気のサインだとしたら、どうしますか？取り返しがつかなくなる前に、家族の「無理」に敏感になりたいですよね。

著者：ゆずプー