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「大丈夫…?」挙動不審な松葉杖の米軍兵士がお酒を飲みに来たけど色々不安過ぎる【米軍基地で働いてみた(38)】

  • 2024.2.8

<「大丈夫…?」挙動不審な松葉杖の米軍兵士がお酒を飲みに来たけど色々不安過ぎる>米軍基地で働いてみた[#38]

今回も私がアメリカ軍基地で働いていた時のお話です。
当時、基地のクラブではビールはAll Time OKですが、その他のアルコールは17時以降でないと注文できない決まりでした。(え?ビールはアルコールじゃ無いの?という突っ込みはご遠慮下さい…)

それに、一度に注文できるビールは2本、アルコールは2杯までと決まっていました。
しかも、下級兵士が利用するクラブでは、基本紙皿、紙コップ、プラスチックカップでの提供で、ショットグラスの代わりは、なんとディップソースを入れるプラ容器での提供…。

上官専用のクラブでは、当然グラスと陶器のお皿で提供されるので、上下関係が明確な軍隊の格差社会の厳しさはこんなとろこにも出ているんだなと最初は感心したものです。

そんなある日、クラブに松葉杖をついた兵士がやって来て、ビールを1本注文しました。
しかし、松葉杖をつきながらビールを持って行こうとするのですが、瓶が滑り落ちそう…。

ハラハラしながら見ていると、こぼしながらも席にたどり着いてビールを飲んでいます。

2杯目の注文はJack Coke(ウイスキー&コーラ)。
こちらはプラスチックカップでの提供なので、松葉杖で運ぶ難易度が増しますが、今度は口にプラスチックコップをくわえて移動し始めます。

案の定、一歩踏み出しただけでお酒がビシャっと床に飛び散り、この分では席に着くときには3分の一くらいに減りそうな勢いです。
思わずカウンターを飛び出して「Do you need help?:お手伝いしましょうか?」と声をかけて席までコップを運び、座りやすいように椅子を引いてあげました。

「Thank you!」と兵士がお酒を飲もうとした瞬間、「あっ!いたぞっ!」と、入り口に数名の兵士が小走りに現れました。

その姿を見るなり、一気にお酒を飲み干そうとする松葉づえの彼。

何やらもめているようで、彼は抱えられてクラブから連れ去られたのですが、信じられない事件の続きと兵士からのまさかのお願いは下の関連記事に続きます。

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