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「放して!」叫んでもおじさんは離してくれず、怖かった|あの日わたしは、誘拐されかけた

  • 2024.2.6

このお話は、著者・ほや助さんによるエッセー作品です。誘拐に遭いかけた怖い経験談を描いています。この日ほや助さんは、バドミントンの練習のため、体育館に向かっていました。帰りのお迎えはおうちの人に頼んでいますが、行き道は1人きりです。そんなほや助さんを、不審なある人物の視線が捉えているようです…。ここから、ほや助さんにとっての恐怖の時間が始まります。『あの日わたしは、誘拐されかけた』をご覧ください。

車の中から、ほや助さんの存在に気付いたこの人物。喜んでいるようですが、どうやら知り合いというわけではなさそう。

これから起こることをまだ何も知らないほや助さんは、体育館へと急いでいます。夜でもなく、まだ小学生が出歩くような時間に子どもを狙う人がいるとは、恐ろしいことですよね。

子どもと話しておきたい「誘拐事件に遭わないために」

近年、凶悪事件が後を絶たず、子どもに被害が及んだものも報道されています。遊びに出かけたわが子がなかなか帰って来ないと、「もしかして誘拐?」などと、気が落ち着かなくなりますね。とはいえ、常に親がついていられるわけではありません。そこで、子どもが誘拐や連れ去りについての意識を高められるよう、親子で話しておくことが大切です。

誘拐が発生しやすいのは、子どもが1人でいる時、ひとけのない場所。また、千葉県警察の調査によると、不審者が出没する時間帯は登下校時間帯(14~17時)が約76%を占めているといいます。登下校時間には特に注意が必要です。

まずは1人になるシチュエーションを作らず、複数で行動するよう伝えましょう。そしてもし危険を感じた時には、相手から離れる、防犯ブザーを鳴らす、大声を上げるなど、具体的にどうすればよいかを教えましょう。

いざというときは動揺して思うように動けないこともあります。できれば防犯シミュレーションを行い、必要な行動を体で覚えさせておくと良いでしょう。

著者:もも

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