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原因は自分自身にある!? 嫉妬や束縛を減らすためのコツ

  • 2016.2.3
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男はやきもち、女は嫉妬。男がほかの男に対するジェラシーと女がほかの女に対するジェラシーは、似ているようでちがうと常々感じています。

© mangostock - Fotolia.com

とくに女性は、やきもちではなく、嫉妬が強いものです。そのため、大小はさまざまですが、「こんなことで嫉妬したくないのに」と嫉妬することに苦しむ女性からの相談も多く寄せられます。

嫉妬は悪のように思われることも多いですが、そんなことはありません。彼を愛しているからこその苦悩です。嫉妬を上手に付きあうことで、結果的に「嫉妬する自分が嫌!」という気持ちを減らすことができます。

■嫉妬していることを認める

私自身、以前は嫉妬の塊のような女でした。恋人の近くにいる女は、みんな彼を奪おうとしているとまで思っていたくらいです。

でも私は、自分が嫉妬深い女だとは認めていませんでした。どうしてかわかりますか? それを認めてしまうと、自分がとても醜い女のような気がしたからです。

小さなことで感情的になる女だなんて知られたら、彼から愛されなくなってしまう、嫌われてしまうと考えていました。

実際、嫉妬心を抑えながら、彼を笑顔で送りだしていました。“理解のある女”を装っていましたが、がんばればがんばるほど、うまくいかなくなっていることを実感していました。

そんなとき、そのときの恋人にいわれた言葉があります。

「そうやって、いい子ぶっているかもしれないけど、スゲー伝わってくるんだよ! それが重すぎる! 嫌なら嫌っていえばいいだろ!」

いわなくても伝わってほしいと、どこかで思っていたんです。それが彼を苦痛にさせていることにも気づきませんでした。

そのときに初めて「ああ…私、いろいろなことに嫉妬してたんだ」と心から思いました。そしてその瞬間、背負っていた無駄な荷物を下ろせたような気持ちになったんです。

■何に嫉妬しているかを知る

嫉妬していると認めると、ある変化が生まれます。それは「嫉妬しちゃうよね」と嫉妬している自分自身を認めること。じつは、これがとても大きいのです。

感情というのは、認めることで上手に付きあうことができます。どんなトラブルも、そのトラブルを認めることで解決策や最善方法を模索できますが、それと同じことといえます。

「嫉妬しちゃうよね。うんうん」と自分自身を受けとめてください。そして、どんなことに嫉妬しているかを知っていきましょう。

私の場合は、自分以外の女性と会うことでした。しかし、私と一緒にいるときに、女性と話をしても嫉妬はしませんでした。私がいないときに、私以外の女性と話すことが嫌だったんです。

できるだけ細かい状況で、どんなときに嫉妬しているかを知っていきましょう。そうすることで、嫉妬するときとしないときのちがいを知ることができます。

■どうして嫉妬しているかを掘りさげる

どうして自分は“そのこと”で嫉妬しているかを理解することは、とても大切です。

私の場合は、自分に自信がありませんでした。もうそれこそコンプレックスの塊のような女だったので、どうしても彼がほかの女性と会うことが怖かったのです。

どうして自分に自信がないのかという部分まで、突っこんで考えました。浮気され、また彼がほかの女性に取られるのではないかという恐怖心。自分が過去にいじめにあっていたことで人を信じることを躊躇(ちゅうちょ)していたこと。容姿のことで笑われたことが、コンプレックスのきっかけになっていたこと。

自分にとってみたら、どれも「黒歴史」的な事実です。でも、それに目を向けていなかったことが、いまの嫉妬心に影響していることを知ったのです。そして、自分の「黒歴史」と上手に付きあっていくことにしました。

嫉妬の原因まで彼に話す必要はありません。しかし、あなたが話せる範囲で、嫉妬してしまうことを伝え、自分はこれからどうしたいかも話してください。

相手に話すことのメリットは何といっても「相手が理解したうえで、自分の言葉を受けとめてくれること」にあります。

嫉妬は決して醜いものではありません。醜くしているのは、フタをしてしまっている過去があるから。

「もう! 嫉妬しちゃうじゃん!」と笑っていえるくらい、嫉妬と付きあっていけるようになれば、嫉妬しない自分より、ずっとずっと彼に愛されるようになりますよ!

(片瀬 萩乃)

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