熊を倒す練習してるみたい？猫の荒ぶる姿に「元気玉かと思った」「エア重量挙げ」などSNSで話題沸騰

猫は室内で飼える小柄で可愛らしい動物ですが、時には普段の姿からは想像もできないような勇ましいポーズを見せてくれることがあります。

スコティッシュフォールドのむぎちゃんは、先日、お家の中で屈強な熊に立ち向かうような姿を披露。猫とは思えないほどワイルドな雰囲気を醸し出しています。

後ろ足を折りたたんだまま体をピーンと真っ直ぐに伸ばした猫ちゃん。相手を威嚇するように大きく開けた口と、小さな体を大きく見せるように広げた両手は、まるで強大な敵と対峙することを想定したかのような佇まい。

普段の姿からするとちょっぴり強そうに見えるけれど、それでも可愛さの方が勝ってしまうところが如何にも猫らしくて魅力的、そんなセオリーを再認識させられるようなワンシーンです。

この写真が「熊を倒す練習をしてるみたい」という飼い主さんのコメントと共にSNSのX（旧Twitter）へ投稿されると、6,400件を超えるリポストと7.8万件の”いいね”を獲得。写真を見たユーザーからは「クマに遭遇する予定があるのね？」「むしろ熊の練習にちがいない」「可愛い過ぎて怖くないのが難点」「元気玉かと思いました」「エア重量挙げに見えます」などたくさんのメッセージが寄せられ、大きな反響を呼んでいます。

見ているだけでさまざまな想像力を掻き立てられるポーズですが、もちろん当の猫ちゃんに熊と戦うつもりなど全くありません。それでは一体どのような瞬間を捉えた写真なのでしょうか。

飼い主さんに聞いてみると、「時々むぎがやる行動なんですけど、寝起きの後に天に向かってノビーってするんです。その瞬間を撮りました。」と回答。以前からこのポーズを見て「写真に収めたい」と思いシャッターチャンスを狙っていたそうですが、そういう時に限ってやってくれないのが猫という生き物。

しかし、今回は待ち構えていた時にやってくれたので「キターッ!!と思い夢中で撮りました」と決定的瞬間を捉えた経緯について語ってくれました。

また、ノビをしている時の猫ちゃんの気持ちについては、寝起きにこのポーズをした後はだいたいご飯が欲しくてアピールしてくることが多いことから、「あ、腹減ったか」と感じた飼い主さん。猫ちゃん的には「おはようございます」の挨拶と「お腹が空きました」のメッセージを込めた行動だったようです。

そんなむぎちゃんは、3歳半の男の子。普段はとっても甘えん坊で抱っこされるのが大好き。飼い主さんが仕事に行く時はいつも玄関まで見送りをして、帰宅すると走りながらやって来て抱っこを要求するという、なんとも甲斐甲斐しい性格な猫ちゃんなのだそう。

一方、同居しているマンチカンのひまりちゃんの事も大好きで、いつも近くに行きたくてしょうがない様子のむぎちゃん。

しかし、ひまりちゃんはツンデレな性格のため、気分が乗らない時はシャーシャー言われてしまうため、ちょっぴり可哀想になってしまう一面もあるのだとか。もしかすると熊との対峙ポーズも、取っ組み合いの喧嘩になった時に備えていたのかもしれませんね。

飼い主さんのXやYouTubeでは、むぎちゃんとひまりちゃんの何気ない日常風景が公開されています。

取材協力：亀ぽま（@himaritomugi）さん