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先に傷付けたのは自分、だから何も言えなかった|ぼくの教科書がありません

  • 2024.2.6

この漫画は、愛すべき宇宙人(@aisubekiutyu_jin)さんによる小学生の学校トラブルを描いたエッセー作品です。シズちゃんのお姉ちゃんが紛失物を届けてくれたのが決定打となり、イチくんは教科書などを盗んだのはシズちゃんだと確信しました。しかし、それだけではシズちゃんの犯行だと断定することはできません。しかも、自分にも落ち度があることは分かっていたので何も言えませんでした。『ぼくの教科書がありません』第43話をごらんください。

犯人を特定したイチくん。しかし、自分にも責任があると感じているので、何も言い出せませんでした。またシズちゃんも、紛失物について何も語りませんでした。本当にシズちゃんがやったかどうかも、わかりません。

教科書を失って得たものとは?

主人公・イチくんは、学校の机に入れていた教科書を次々と失くしてしまいます。母親に心配をかけまいと黙っていたのですが…。絵の具セットと習字道具までなくなったことが決定打となり、担任や母親に打ち明けました。その後、クラス全員で学校中を探しましたが、見つけることはできませんでした。

母親が新品を用意し、クラスメートもこのできごとを忘れかけていたころ、大掃除の日、上級生の女の子が「空き教室で見つけた」とイチくんが失くしたものを全て届けにやってきました。その子は同級生・シズちゃんのお姉ちゃん。シズちゃんとはかつて、バレンタインにちょっとしたいざこざを起こしてしまっていました。

イチくんは自身の行動からトラブルが起きてしまったのではないかと反省します。一方、このトラブルを通じて友人や母の気遣いにも気づくことができました。『ぼくの教科書がありません』は小学生の素直な思いを感じられるエッセー作品です。

著者:kotti_0901

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