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捨てるだけでは意味がないかも?!整理のプロに聞いた「断捨離が成功するコツ」

  • 2024.2.6

整理収納コンサルタントの春名陽子です。今ではお馴染みの「断捨離」ですが、意味をきちんと把握しているでしょうか?モノを手放すというイメージがあると思いますが、それだけでは一過性の片付けに過ぎません。今回は、スッキリした暮らしを手にいれるために必要なことを、断捨離というワードとともに紐解いていきます。

断捨離の意味

「断捨離」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

大半の方が「手放すこと」を思い浮かべるのではないでしょうか。

それも1つですが、この言葉は「3つの意味」を持っています。

断行:入ってくる不要なモノを断つ

捨行:家にある不要なモノを手放す

離行:モノへの執着から離れる

それぞれを理解すると「ただモノを手放す言葉ではない」ことがわかります。

「モノが増えてきたから捨てればいい」では、真のスッキリした暮らしには近づけません。

モノへの執着から離れ、モノにとらわれず、自分にとって「本当に必要なモノ」を見つけることが大切です。

断:不要なモノを断つ

①必要なモノを見極める

サンプルやノベルティなど「タダだから」と貰っているモノはないでしょうか?

自分の意思で取り入れてないモノは大抵放置されがち。

「本当に必要?」と問いかけ、答えが「NO」なら貰わない選択も大切です。

入り口の時点でセーブしましょう。

②1OUT1IN

1手放しても10取り入れていては、モノは増える一方。

理想は、古くなったりして手放した分だけ買い替える「1OUT1IN」です。

「1つ手放したら、1つ買い替える(ないしは買わない)」

ハードルが高いように思えますが、それこそが家にモノを入れすぎない工夫なのです。

③持つ範囲を決める

モノを買う時、置き場所や購入量はあらかじめ決めていますか?

「ここに収まるだけ」というルールを設け、そこに入りきる分だけを買うようにしましょう。

範囲の決め方は、管理・把握しきれるスペースにすること。

把握できていない=持ち過ぎのサインなので、買う頻度や購入量の見直しが必要です。

捨:不要なモノを手放す

①定期的に見直す

「いつか使うかも…」と取ってあるモノ、溜まり続けていませんか?

処分保留は溜めるほど見直しが億劫になり、どうにも収拾がつかなくなります。

やはり、定期的な見直しがとても大切。

ゴミ袋片手に家中を見回ってみましょう。

②処分方法を調べる

不要なのに手放せない理由に「捨て方がわからない事」が挙げられます。

確かに面倒ですが、そのままにしておくより処分した方がやはりスッキリ暮らせます。

調べないことによるモヤモヤはずっと続きますが、調べる手間はほんの一瞬です。

離:執着から離れる

一番厄介とも言えるのが、「高かったから」「もったいないから」といったモノへの「執着」です。

使っていないからこそ出てくる言葉であり、きちんと使えば役目を終えた時点で「ありがとう」の気持ちで手放せます。

必要なモノだけ取り入れ、きちんと使い、役目を終えたら手放す。

モノは使われることで真の価値を発揮するのです。

いかがでしたか?

ここまで、「捨てるだけではない、スッキリ暮らすために必要なこと」をご紹介しました。

「捨」だけにフォーカスせず、「断」「捨」「離」いずれも意識することで、真のスッキリした暮らしに近づきます。

皆様のお役に立つ事ができれば嬉しいです。

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