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【ラン活】男の子がピンク、女の子が黒のランドセルを欲しがったらどうする?イマドキ保護者の悩み

  • 2024.2.6

ランドセル選びに悩む保護者の声

ランドセル選びに悩む保護者の声
ランドセル選びに悩む保護者の声

近年よく聞かれる「多様性」という言葉。年齢や性別、国籍などに縛られることなく、自由に趣味や嗜好を楽しもうといった考えです。至る所で聞かれるようになった「多様性」ですが、新一年生を間近に控える保護者は「多様性」ならではの悩みを持っているよう。一体どのようなお悩みなのでしょうか。

SNSで注目を集めたのは、とある保護者からの投稿です。「男の子がピンクや赤のランドセル、女の子が黒系のランドセルを欲しがったらどうする?」というもので、実際に男の子へピンクのランドセルを購入した家庭からのアドバイスを求めました。

「多様性」が主流となった現代に、「女の子だから」「男の子だから」と一概に否定したくはありませんよね。女の子が黒や青のランドセルを選んでも、男の子が赤やピンクのランドセルを選んでも何も問題はありません。

ただ「多様性」と言われながらも、まだまだ女の子は「赤」、男の子は「黒」といったイメージが強く残っているでしょう。子どもの気持ちを優先したい気持ちはあるものの、「ピンクのランドセルで、からかわれてしまったらかわいそう」「安くないものだから、嫌になっても気軽に買い替えられない」といった気持ちから、子どもの意見を優先させるべきか悩んでいる保護者は多くいるようです。

実際に、SNSでは「ランドセルの色でのいじめはないとは言い切れない」「ネタにされたり、からかわれたりする」「好きな色のランドセルを買ってもらえなかった子が自由に選べた子に意地悪する」といった投稿も目にします。

このような理由で「あまり派手だと周囲から浮いてしまう」からと無難なものを選ぶ親御さんもまた大勢いるでしょう。

「好きな色を」「サブスクがある」SNSで先輩保護者がアドバイス

SNSで先輩保護者がアドバイス
SNSで先輩保護者がアドバイス

ランドセル選びに悩める保護者に対して、SNSで先輩保護者がコメントを寄せていました。

男の子にピンクや赤のランドセルを選んだ母親からは「途中で嫌になるかと思ったけど、ちゃんと使い続けてくれてるよ」「いまどき何か言ってくる人なんかいないから、子どもの好きな色を選ばせた」と後押しする声もみられました。

また「全面赤ではなく、赤のラインが入ったものにした」のように一部分だけ好きな色を入れたものにしたり「ランドセルカバーを好きな色にしてあげたよ」と、カバーで楽しむように促したりしている家庭も。「うちは買い替える前提で安いメーカーにした」「ランドセルのサブスクを利用するのもアリ」などさまざまなアイデアが集まりました。

また、色だけでなく「ランドセル」という形態にこだわらない保護者も増えています。SNSで話題なのが、モンベルのランドセル「わんパック」。「おしゃれで大人でもほしい」「この値段でこの機能は反則」「すでにランドセルを買ってあるから高学年になったら(わんパックに)買い換えてもいいかも」といった投稿が見られました。このようなランドセルより軽いリュックタイプの通学バッグもじわじわ人気となっているようです。

4年前に小学校を卒業したLASISA編集部の筆者の娘は、幼稚園のころはピンクが大好き。当然ピンクを選ぶかと思いきや、一緒にランドセルを選びに行った際に、本人はこげ茶色でピンクのステッチの物を選択。すこし地味かもしれない…と心配になりましたが、朝登校している小学生たちを見て、こげ茶もいいな、と思うようになったようです。

別売りで、かわいい柄のランドセルカバーが売っており、本人希望でシックな色を買ったものの、低学年のうちは気分によって柄やカラーを付け替えていました。高学年になると、カバーを外して使うようになり、落ち着いたファッションにも合うので今となっては良い選択だったかな?と思います。実際に小学生が背負っているところを親子で見て今後の参考にするのもおすすめです。

ちなみに、ランドセルメーカーによると、赤と黒がランドセルの主流となった理由に、「牛皮革の染色が難しかったために、きれいに色が出せる黒と赤が定着した」と言われているそうです。

カラーや形態など選択肢が増えたからこそ、多くの保護者を悩ませるランドセル選び。どの家庭も子どもの好みの色のランドセルを選んだら、色とりどりのランドセルとなり、浮いてしまうこともなくなるのかもしれませんね。

あなたが新1年生に戻れるなら、何色のランドセルを選びますか?

(LASISA編集部)

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