大人なポップな世界。MARNIを味わう【齋藤飛鳥 連載 FASHION FRUITS】

齋藤飛鳥が、スウィートが愛して止まないブランド達と出会っていくファッションストーリー。まるで果実のように……カラフルでみずみずしい表情から、熟した大人の面影まで。今回は、憧れの地の香りや情景を想起させる、マルニが得意とする柄や色を用いたポップな世界に逃避。

春色をまぜた高揚感がY2Kなネオトラッド

クラシカルな印象のジャケットを愛嬌たっぷりにアップデートする、クリームイエローをミックスしたチェック。ジャケットのサイドには切りっぱなしのスリットを配し、スカートは鮮やかなイエローのロゴでウエストを切り替えたさり気なくパンチのきいたデザインが、さらにY2Kなムードを高める。まん丸スニーカーで、一見正統派なセットアップに大人の遊び心をプラスして。

構築的なフォルムで紡ぐ開く花のごとき配色

まるで花びらを想起させる鮮やかなサーモンピンクとオレンジのカラーブロックを、どちらも舞い上がるように広がるシルエットでメタファーのように表現したモードかつ甘美なコンビネーション。これからの季節にふさわしい優しいムードを強調するかのように、ポンポンピアスとラウンドシューズでキュートな世界観を表現。アクセントのパープルが引き締め役。

刹那的な花柄を幾層にも重ね幻想の世界ヘトリップ

上質なコットンポプリンにブラッシュストロークでフラワーを描いたReverieプリントを、色違いでレイヤード。ブルゾンの下にウエストからボタンを開けたシャツドレスを仕込み、ボトムにはバルーンスカートをオン。消えてしまいそうなほど儚げに描かれた花柄ゆえに、柄を重ねてもロマンティックな佇まいに。さらに、ブルゾンのカジュアルさで、スポーティモードな一面も。

乙女心をキュンとさせるアイコニックなロゴ

今月の飛鳥ちゃん

2024年になりました。今年は、車の免許を取りにいけたらいいなと思っています。

model : ASUKA SAITO

photo : SAKAI DE JUN

styling : SHOCO

hair& make-up : MIFUNE［SIGNO］

web edit : KIMIE WACHI［sweet web］

※記事の内容はsweet2024年2月号のものになります。
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