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神奈川県大磯町にお試し移住してみた。手軽にできる?プレッシャーはない?実体験談

  • 2024.2.10
出典:ぎゅってWeb

幼児姉妹を育てている父親です。子育ての選択肢を広げるため、お試し移住をしてみました。少し不安もありましたが、やってみたら非常に良い体験になりました。

お試し移住とは

「お試し移住」とは、移住を検討している人に向けて地方自治体が行っている活動の1つです。短期間お試しで実際に住むことで土地の魅力を体感し、移住を検討するための制度です。そのため、宿泊施設ではなく自治体が用意する家に滞在するのが基本となっています。お試し移住制度の対象となるのは、観光目的での滞在ではなく、移住するかどうかを検討している人です。

お試し移住のメリットとしては、実際にその土地に滞在することで、移住した後の生活を具体的にイメージできることや、すぐに生活を始められること、さまざまな地域の生活を事前に体験できることなどが挙げられます。

お試し移住を行う際には、滞在先での生活費や生活環境などを事前に確認することが大切です。今回は自治体が行っているお試し移住に応募して当選しました。

お試し移住先は神奈川県中郡大磯町

出典:ぎゅってWeb

大磯町は神奈川県中郡に位置する町で、人口は約3万人です。町の中心部には港があり、大磯ロングビーチなど観光名所としても知られています。東京駅から東海道線の各駅停車で1時間強で大磯駅に着きます。

出社とリモート併用のハイブリッドワークであれば、東京都内勤務も可能な場所です。大磯駅から徒歩10分以内でも新築戸建てを3000万円ほどで建てることもでき、都心に比べると非常にリーズナブルです。

お試し移住の流れ

今回のお試し移住は1泊2日でした。ウェブで応募してから約1カ月後に当選メールが届きました。集合時刻や使用可能な備品など諸注意を確認して返信しました。その他にも制度の概要説明として、担当の方から電話がありました。事前のやり取りはメール2往復と電話2回で、それほど手間はかかりませんでした。

お試し移住当日の流れは以下のようになっていました。
1日目
15:00 現地集合、制度の説明や宿泊の注意点などの確認
16:00 フリータイム

2日目
10:40 チェックアウト
11:00 現地の市場(大磯市)集合、自由散策
12:00 解散

お試し移住の宿泊環境

出典:ぎゅってWeb

今回のお試し移住では現地の一軒家を貸していただきました。築50年以上経っていると思われる、とても趣のある家です。子育て家庭ですと親世代のおばあちゃんの家、といった感じです。家主の方から撮影許可をいただきましたので、一部お見せします。

出典:ぎゅってWeb

平屋で、間取りは3LDKです。各部屋が6畳以上あり、また廊下も長くとられていたので、マンションの同間取りより広く感じました。

出典:ぎゅってWeb

床の間のある和室がありました。最近の家ではなかなか見られない、昔ながらの生活が体験できました。

出典:ぎゅってWeb

システムキッチンがあり、料理してもいいことになっていたので、より移住に近い滞在ができました。

出典:ぎゅってWeb

中庭もある家でした。天気のいい日はテラスでゆっくりできるのが魅力的でした。

お試し移住先の生活環境

出典:ぎゅってWeb

1泊2日でしたがチェックアウトが11時だったので、歩き回って現地の生活環境を見る時間がありました。大磯駅は臨海部にあり、町の中心部から歩いてすぐの場所に大磯ロングビーチがありました。

出典:ぎゅってWeb

お試し移住した日に月1回の大磯市(いち)が開催されており、市場は多くの露店や人で賑わっていました。

お試し移住に必要なもの

ケースバイケースなので一概には言えませんが、今回のお試し移住では以下でした。
・冷蔵庫、電子レンジ、湯沸かしポットなど家電一式あり
・調味料や茶葉など適宜利用可能
・バスタオル提供あり
・アメニティーはシャンプーなどあり、寝間着や歯ブラシ、髭剃りはなし
・Wi-Fiあり
着替えと歯ブラシだけ持っていけば宿泊できる環境を提供いただきました。

お試し移住のメリット・デメリット

お試し移住してみて、生活環境の選択肢が広がったと感じました。普段の生活の中では住んでいる場所が標準になりますが、違う土地の生活を感じることで意識が変わってきました。完全移住しか方法がないとなかなか足を踏み出せませんが、お試し移住で簡易的に体験できるのはいいシステムだと思います。

デメリットは特になく、お試し移住後に継続的な連絡はありませんでした。一度の体験で決めるのではなく、自分の将来設計に合わせて検討を進めていけるのもメリットに感じます。

お試し移住は移住促進のために自治体が費用負担しているサービスです。そのため抽選倍率は高いですが、気軽に応募して気長に待ってみてはいかがでしょうか。

<ぎゅってブロガー/共働きおやじ研究所>

4歳と2歳の姉妹を持つ30代中盤の父親です。妻は2022年4月に職場復帰。祖父母サポートなし共働き家庭を続けていくために、父親育児の手法を研究しています。 研究成果を公開し、親父の地位向上を目指しています。 仕事と家庭と自己実現の三方良しが人生の目標です。

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