趣味がお金に!?コレクター癖がある人が知っておきたい「コレクション投資」とは？

最近、金融商品ではなくコレクションに投資する「コレクション投資」が流行っています。「実は昔から△△を集めていて、結構な数になりました」というコレクターさんはチャンスです。

「こんなものまで！？」と驚くアイテムもコレクション投資の対象になっていますよ。

コレクション投資とは、金融商品ではなく、希少なアイテムを対象にした投資手法です。アイテムを買って値上がりしたタイミングで売って利益を得ることを目的にしています。では、どんなものがコレクション投資の対象になるのか、いくつか紹介しましょう。

日本だけでなく世界で愛されているゲームソフト「ポケットモンスターシリーズ」のトレーディングカードは、投資の対象としても広く親しまれています。

アメリカのインターネットオークション・eBayでは、世界に39枚しかないといわれる激レアカード「ポケモンイラストレーター」が出品されたとき、7億円の取引額がついたとか。

これだけの激レアカードを手に入れるのは至難の業ですが、一般的に販売されているポケモンカードでも廃盤になったらどんどん値上がりしていきます。今売っているポケモンカードを買うところから始めてみましょう。

昨今はハイボールの流行により人気が復活したウイスキーも、実はコレクションの対象です。人気の銘柄のボトルを購入してタイミングを見て売却することで、売却益が手に入るかもしれません。人気のある銘柄をいくつか紹介します。

一点注意したいのは、ウイスキーの保存状態が悪いと価値が一気に下がってしまうことです。資金に余裕があるなら、カスク投資と呼ばれる保存や熟成を専門家に任せられる方法も検討しましょう。

普段履きの靴として親しまれているスニーカーも、実は投資の対象になっています。特に好まれるのが、コラボ商品や限定商品。「1,000足限定販売」「世界的ブランドとコラボ」といった商品なら、かなりの高値で取引されるかもしれません。

コレクション投資において注意すべきことがあるとすれば、偽物をつかまされるリスクはあることです。高いお金を出したのに偽物だった、という事態を避けるためにも、自分で真贋を見極めるスキルを身につけるとともに、信頼できる業者から買うようにしましょう。

文・荒井美亜（金融ライター/ファイナンシャル・プランナー）立教大学大学院経済学研究科を修了（会計学修士）。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日商簿記検定1級、貸金業務取扱主任者（試験合格）