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大学生で妊娠出産 → 叔母「子どもが子どもを作ったのね」若ママは『まともに子育てできない』と言われ──?

  • 2024.2.4

今回は、若くしてママになった私の友人S子から聞いた、体験エピソードを紹介します。
年長者からの心ない言葉に耐えながら、必死で育児に奮闘した結果……?

画像: 大学生で妊娠出産 → 叔母「子どもが子どもを作ったのね」若ママは『まともに子育てできない』と言われ──?

予期せぬ妊娠・結婚に周囲の反応は?

大学2年生の時に、同じ大学に通う彼氏との間に、子どもができてしまいました。
お互いまだ20歳になったばかりで、完全に想定外の妊娠でした。

当然、自分たちで決められないことも多く、お互いの両親を交えて話し合うことに。

結果、「2人とも大学は卒業すること」「彼氏は就活を頑張り、家庭を支えること」を条件に、結婚と出産が認められました。

大学の友人たちはみんなお祝いムード。
キャンパスにいる時には、友人だけでなく知らない人が重いものを持ってくれたり、席を譲ってくれたりなど、親切にしてくれる人がたくさんいました。

しかし、「敵」は他人ではなく、むしろ身内にいたのです。

親族の中には、大学生で妊娠したことに嫌悪感を示す人が数人いました。

中でも旦那側の叔母は露骨で、私の顔を見るたびに嫌味を言ってきました。

「高い学費払って大学に行かせたのに、無駄になって親御さんがかわいそう」
「社会経験のない子どもがまともに子育てできるわけない」

叔母は私の傷ついた顔を見るのを楽しむように、いつも笑いながら心ない言葉を浴びせてきたのです。

「絶対に幸せになってやる」と家事育児に奮闘した結果……

最初の頃は、叔母からの言葉の暴力に傷つき、よく泣いていました。大学に行った意味が無駄になるんじゃないか、社会経験がないと子どもに悪影響を与えるんじゃないかという不安は私たちにもよぎりました。けれど、偏見や心ない言葉の数々には、やはり辛いものがありました。

しかし娘が産まれてからは、叔母からの言葉が私にとって「絶対に誰よりも素敵な家庭を築いて、見返してやる」という原動力に変わっていったのです。

結婚してからは闘いの連続で、もう無理だと思うことも何度かありましたが、叔母たちの思い通りになりたくない一心で、歯を食いしばって耐えました。育児・学業は大変でしたが、時おり両親や友人といった周囲の助けを借りながら、なんとか夫婦一緒に乗り切ることができました。応援してくれた人たちには今も感謝しています。

そして、気づけば出産してから18年が経ち、その時産まれた長女はもう大学生です。

旦那は一流企業で頑張ってくれており、2人の子どもも優しく勤勉な人間に育ってくれました。
私は今、本当に幸せです。

ちなみに叔母は現在、認知症になって施設に入っているので、もう会って言葉を交わすことはないでしょう。

でも、「あの嫌味があったから、辛い時も負けじと頑張れた」と思うので、今となっては叔母に感謝しています。

最後に

今が幸せだからこそ、意地悪な叔母にも感謝の気持ちが持てるようになったのですね。

「辛いことや理不尽なことがあっても、それをバネに頑張っていれば、いつかは幸せになれる」と思わせてくれる、素敵なエピソードでした!

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N

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