意外と知らない【リトルミイのトリビア】スナフキンとはきょうだい!?

「ムーミン」の中でも人気があるキャラクターの“リトルミイ”。意外と知らないことが多いリトルミイについて、改めてピックアップ。今回はリトルミイの家族について深掘り！

大勢の子どもたちを連れたママミムラ（ミムラ夫人）がムーミンやしきの扉を叩き、それをムーミントロールたちが出迎えるというシーンです。その一番前に立っているのが、お団子頭のリトルミイです。このシーンからもわかるように、リトルミイにはきょうだいがたくさんいるのです！

ちなみに…小説とコミックスでは設定が違う！
小説『ムーミンパパ海へいく』では、リトルミイはムーミン家の養女となって登場。一方、コミックス『家をたてよう』では、ママミムラ（ミムラ夫人）や大勢のきょうだいたちといっしょに初めてムーミンやしきを訪れます。このように、設定が異なることがあります。

コミックスではリトルミイはきょうだいが17人いるといわれています。リトルミイの物怖じしない性格は、たくさんのきょうだいたちの中で、しっかりと意思を表していたからかも？と想像すると、リトルミイの新しい一面が見えてくるかもしれません。

【スナフキン】
束縛を嫌い、旅しながら、ハーモニカを吹いて詩や曲を作ったり、釣りをしたりして暮らしています。ムーミン谷の住人たちに尊敬されていて、ムーミントロールにとってもスナフキンは憧れの親友。リトルミイとミムラねえさんの異父きょうだいです。

【ミムラねえさん】
リトルミイの姉。ストレートな物言いはリトルミイとそっくりですが、妹と違って穏やかでロマンチスト。惚れっぽくて、常に誰かに恋をしています。

【ママミムラ（ミムラ夫人）】
リトルミイ、ミムラねえさん、スナフキンの母で、他にも大勢の子どもがいます。おおらかで子育ては放任主義。子どもたちがケンカをしていても気にせず、どっしりかまえています。

一般的なイメージだと、ムーミントロールとは友達。一方で、小説ではムーミン一家の養子として登場しています。小説、コミックスと多くの作品があるため、たくさん触れてそれぞれ解釈しながら読み込んでいくのも「ムーミン」を楽しむ方法のひとつでもあります。

【ムーミントロール】
好奇心旺盛なムーミン族の男の子。彼にとって世界は冒険すべき場所でいっぱい。特に海が好きで、石や貝殻を拾い集めて遊んでいます。素直な性格で友達が多く、みんなにフレンドリーですが、寂しがり屋で繊細な面もあります。

構成・文／小池遥

※InRed2024年1月・2月合併号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。