『イカゲーム』出演のオ・ヨンスに検察が懲役1年求刑「この歳で…人生が崩れるよう」

Netflixの大ヒットシリーズ『イカゲーム』で“001番の老人役”を演じた俳優オ・ヨンス（79）が、懲役1年を求刑された。

2月2日、水原（スウォン）地方法院・城南（ソンナム）支部刑事6単独のチョン・ヨンジュ裁判官の審理で開かれた結審公判では、強制わいせつの容疑がかけられたオ・ヨンスに対し検察が懲役1年を求刑し、就業制限命令と身元情報の公開などを裁判所に要請した。

検察は「被告人は2017年、被害者などがいる酒席で『君たちが女に見える』として青春に対する渇望を歪めて表現した。被害者の謝罪要求にメールを送りながらも『娘のようだから』として責任を回避し、被害者に挫折感を感じさせた」と主張。「反省していない被告人に厳罰を下してほしい」と要請した。

オ・ヨンスは最終陳述で「この年でこのように法廷に立つことになり、非常に大変で苦しい。人生の締めくくりがこのような状況になってみると、惨憺で人生全体が崩れるようだ。賢明な判決を望む」と述べた。

オ・ヨンスの弁護人側は、被害者の供述とそれから派生した証拠以外には当該の事件に符合する証拠が非常に足りないと主張した。加えて「場所、条件、時刻などに照らしてみると、被告人が犯行できたかどうか疑問が生じる」として無罪を宣告してほしいと訴えた。

オ・ヨンスは2017年8月、演劇公演のために2カ月ほど地方に滞在した際に女性A氏と湖を散歩しながらA氏を抱きしめ、9月にはA氏の自宅の前で頬にキスするなど、2回にわたってわいせつな行為をした容疑で裁判にかけられた。

オ・ヨンスはずっと容疑を否定しており、宣告公判は3月15日に開かれる。

（記事提供＝OSEN）