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電車で「うっぷ、、、」体調不良で我慢できず嘔吐 → 隣の人が離れるも「助かりました(泣)」実は?

  • 2024.2.3

トラブルというものは、予想外のタイミングで突然発生してしまうもの。
それが電車内という狭い空間の中で起こってしまうと、誰もが慌ててしまいますよね。
筆者の友人A子さんから、電車内で緊急事態に陥ってしまった時の話を聞きました。

画像: 電車で「うっぷ、、、」体調不良で我慢できず嘔吐 → 隣の人が離れるも「助かりました(泣)」実は?

超ブラック企業勤務。辞めたい

A子さんが20代の頃の事です。
勤めていた会社は、深夜まで残業したり、休日出勤が当たり前のようなところでした。
辞めたいと何度も伝えましたが、上司に上手い事かわされてしまい、中々辞めさせてもらえなかったのです。

後輩への引継ぎや異様な数のノルマを手渡され「これちゃんと終わらせてから辞めろよ」と、かなりの圧をかけられていたのでした。
それでも、もうちょっと頑張れば退職出来る! と頑張り続けていたのです。ところが……

電車の中でもどしてしまった。最悪……

頑張りすぎてしまったからか、原因不明の体調不良が続いていたのです。
本当なら休みたかったのですが、休んだらまた会社から何か言われるかもしれない。
仕事を押し付けられてしまうかもしれない。
そう思ったA子さんは、遅れてでも出勤することにしたのです。

熱でボーッとしたまま、電車に乗り込みました。
いつもより3時間も遅い電車だったので、車内はガラガラに空いていました。

座れて一安心していたのですが、いつも慣れているはずの電車の揺れが、あまりにも気持ち悪く感じてしまい……。
ヤバいと思った瞬間、そのまま床に嘔吐してしまったのです。

横に座っていたサラリーマンは、A子さんに声もかけずに席を立ってしまいました。
恥ずかしさと申し訳なさで俯いたまま、拭きものを探そうとすると……

周りの溢れる優しさに、思わず涙

目の前に座っていたおばあさんが、いつの間にか横に座って背中をさすってくれていました。
斜めにいた男性は、心配そうに声をかけてくれてティッシュをくれました。

そして居なくなってしまったはずのサラリーマンは、逃げたのではなく車掌さんを連れてきてくれたのです。

周りの人達の優しさに感動して、本当に涙が止まらなくなってしまいました。
そしてその時、何かが吹っ切れたような感じがして、その日会社に行くのを辞めました。

会社から電話では怒鳴られましたが、不思議と怖さを感じることもなく、退職の意思をはっきり伝えることが出来ました。
あの時人の優しさに触れて、「自分は大切にされてもいいんだ」と思えたからかもしれません。
あの時助けてくれた方々、本当にありがとうございました!

まとめ

人の優しさや温かさに触れると、本来の幸せとは何かを思い出しますよね。
そして自分も周りに優しくしたいと思えたら、世界はもっと平和になるのかもしれません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K

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