友人「この本、読み終わったらあげるよ！」申し訳ないので断わると → 耳を疑う発言に「はぁっ！？」

今まで苦手だなと思っていた人のいい一面を見て、印象が変わるってことありますよね。またその逆もしかりですが……。筆者の知人に、友人の意外過ぎる一面にショックを受けたという話を教えてもらいました。

本の感想を聞いてみたら……

私は職場に1人仲のよい同僚がいました。
Aさんという人で、年齢も近く話が合うので、よく仕事帰りに2人で飲みに行ったり、プライベートでも遊びに行ったりと、友人として付き合っていました。

先日カフェで待ち合わせをしたとき、先に到着していたAさんが本を読んでいました。

その本はちょうど私が気になっていたものだったので、
「どう？おもしろい？」と感想をたずねてみました。

するとAさんは
「おもしろいよ！この本、読み終わったらあげるよ。」と言うのです。

もらうのはさすがに申し訳なかったので、断りました。

すると、
「全然気にしないで。これ人から借りパクした本だから！」

Aさんの放ったひと言に私は固まってしまいました。

私「え？ ……これあなたの本じゃないってこと？」

Aさん「そうだよ！だから全然大丈夫だよ」と言うのですが、

私は『全然大丈夫じゃない』と思いました。

そして人から借りパクしたと平然と話しているAさんにドン引きしていました。

そんな私の様子に気づかないAさん。

続けて
「本は借りパクしても怒られたり返してって言われたりほとんどしないからおすすめだよ。
あとハンドクリームとかもいける」

などと、聞いてもいないのにまるでおすすめの本を紹介するかのように、借りパクできるものの話をしてくるAさん。

今まで『常識のある人』だと思っていたAさんが、こんなことを平気でする人だったなんて……。

友人として仲良くしていたAさんですが、平気で人のものを盗む『とんでもない人』としか思えなくなりました。
もう今までのように仲よくすることはできない、と気持ちが冷めてしまい、距離を置くことにしました。

常識のある人だと思っていた人が、まさかこんなことを平気でしていたなんて信じられないですよね。借りていたものをしれっと自分のものにするのは、盗んだことと同じこと。本といった比較的安価なものだとしても、盗んだことを平気で話すような人とは、今までのように付き合えなくなっても仕方がないなと思いました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：橘るい