1. トップ
  2. グルメ
  3. 香りと余韻の至福のチョコレート TribalCacao(トライバルカカオ)@柏

香りと余韻の至福のチョコレート TribalCacao(トライバルカカオ)@柏

  • 2024.2.1

こんにちは、柏 おどりです。

本日ご紹介しますのは、2018年に柏市あけぼのに橋本直樹さんがお店を構えたチョコレート工房(ビーントゥバーチョコレート専門店)、TribalCacao(トライバルカカオ)です。柏駅西口から徒歩7分、人目を引くシックで美しいデザインの看板が目印です。

出典:リビングかしわWeb

TribalCacao(トライバルカカオ)=カカオ族

Tribalとは部族を意味します。よって、和訳するとカカオ族になります。チョコレートを通してコミュニケーション、フードコミュニケーションをとり、お客さまをはじめ、ともに働く仲間や産地の方も含め、みんなが幸せになれるようにという想いが込められているのです。

ちなみに看板のお花はカカオの花。調べてみますと、1輪、または房のように咲く綺麗なお花で、香りはないようでしたよ。

2024.1.31~2.6は柏高島屋出店(店舗はお休み)

ここで、お知らせです!もうすぐバレンタイン。2024年1月31日~2月6日までは、柏高島屋催事出店のため、こちらの店舗はお休みになります。催事期間中(ホットチョコレートの実演もあり:実演は5日まで)はぜひ、柏高島屋にてお買い求めいただき、(2月7日は店舗お休み)2月8日~は店舗にぜひ足を運んでみてくださいね。

それでは、TribalCacao(トライバルカカオ)の店内のご紹介です。

出典:リビングかしわWeb

お店のドアを開けた瞬間から香るチョコレート!これだけでも幸せな気分に

出典:リビングかしわWeb

小さなカフェスペースもあります

Bean(カカオ豆)to Bar(板チョコレート)専門店

ビーントゥバーとは、カカオ豆(Bean)から板チョコレート(Bar)になるまでの全工程を一貫して製造することをいいます。あっさりとお伝えしましたが、チョコレートを溶かして作る簡単チョコレートではなく、カカオ豆の仕入れ、焙煎、皮むき、粉砕、お砂糖と24時間以上練り合わせるなど、製品になるまでのとても大変な工程を経ているのです。少しずつこのビーントゥバー専門店が増えてきたものの、そんなチョコレートがこの柏市で日々手作業で作られているなんて…、柏市民としてとても嬉しく思えますよね。

TribalCacao(トライバルカカオ)では、このビーントゥバーチョコレートに3種類のサイズをご用意。ミニサイズ5g、小サイズ20g、大サイズ40gです。厚みによって口どけの速さが変わるため、サイズによって味の印象も変わるのだとか。

出典:リビングかしわWeb

ビーントゥバーチョコレート 産地別提供、現在16種類

まずはテイスティング、気になるものをお試しあれ

チョコレート専門店。初めて訪れる方は、種類がたくさんあって何を選んだらよいかわからないかもしれません。しかし心配ご無用。こちらでは様々なチョコレートをお試しテイスティングできるのです。そこでスタッフさんに直接相談するのもいいですし、下のお写真のようなテイスティングノートから気になるチョコレートを自分で選ぶのも楽しいですよ。

出典:リビングかしわWeb

オーナーの神の舌でつづられるテイスティングコメントを参考に、気になるものを選ぶのも楽しい

出典:リビングかしわWeb

シャーレに入った産地別ティスティングチョコレート

スタッフさんによると、ティスティングは3~4種類くらいがちょうどよいのだとか。確かに数が増えれば増えるほど、どれがどれだかわからなくなりそうですよね。私は新商品2種、バヌアツ・カカオ75%とペルーピラウ・カカオ70%、1番人気の2種、ホンジュラス・カカオ70%とタンザニア・カカオ68%をテイスティングさせていただきました。

カカオは果実で発酵食品、産地別のおもしろさがある

カカオは果実(フルーツ)なんです。産地別カカオの全く異なる果実感、くちの中で広がり残る余韻の長さは、一般的なチョコレートとは一線を画す体験です。このチョコレートは何か違う!と、ティスティングでも感じられると思います。

お店に届く前のカカオの収穫、発酵、乾燥などは生産者さんが担っています。この発酵はチョコレートの味や香りを左右するともいわれているようです。産地によって発酵させる菌が異なりますし、発酵でも味が作れるというのですから、産地さんのお仕事も重大です。テイスティングコメントがワインやコーヒーのように複雑な表現であることからも、産地別のおもしろさが伝わりますね。

テイスティングコメントを読みながら試食すると、「本当だ、ほのかにいちじくの香りがする!」と、なかなかにおもしろい体験でした。ティスティングで、その時に感じた1番お好きなチョコレートをお持ち帰りしてみては。

材料は厳選したカカオとお砂糖のみ

一般的なチョコレートには添加物の入っているものが多いですが、こちらのビーントゥバーチョコレートは厳選したカカオとお砂糖のみで作られています。

カカオはドミニカやマダガスカルをはじめ10か国以上から集められています。今までお砂糖は含蜜糖(ほんわか糖)を使用していたそうですが、ブラジルのオーガニックケインシュガー(きび砂糖)に変えられたそうですよ。本和香糖には和の雰囲気が残るからだそうです。奥が深いですね。

カカオも基本はオーガニックですが、オーガニック認証にこだわっているわけではないのだそうです。産地さんと共存してみんなが幸せになるためには、そのような印がなくとも、それに匹敵する事実(信頼)があればいいのだというお考えなのだと思います。そして、それは素直においしく感じる商品につながるのでしょう。まさに、TribalCacao、カカオ族です。

出典:リビングかしわWeb

左 生チョコレート(タンザニア)9粒入り 2,160円 右 ビーントゥバーチョコレート(ホンジュラス)20g 760円

出典:リビングかしわWeb

生チョコレート(タンザニア)はリンゴやブドウのような酸味とワイニーな風味ビーントゥバーチョコレート(ホンジュラス)はストロングでビターなカカオ感の後にナッツテイスト感

ホットチョコレート1杯にカカオ豆30粒

店内では温かいホットチョコレートや冷たいアイスを楽しむことができます。産地を選べるホットチョコレートは、1杯にカカオ豆30粒を使用した、世界一濃厚なホットチョコレート!チョコレートアイスは濃厚な味と優しいくちどけです。

出典:リビングかしわWeb

カカオティー、チョコパウダー、ニブハニーなども

出典:リビングかしわWeb

先程ご紹介した生チョコレートや、簡単ホットチョコレートができてしまうチョコレートパウダー、カフェインフリーのカカオティー、スーパーフードと呼ばれるカカオニブ、そのカカオニブを蜂蜜漬けにしたカカオニブハニー、ローストカカオ、オランジェット、フロランタンなどもラインナップ。以前、カカオニブハニーをいただいたことがあるのですが、苦みと香ばしい食感のカカオニブと蜂蜜がマッチした大人の味で、とても珍しい一品だと思いました。また、TribalCacaoの商品は柏市ふるさと納税のお品にも選ばれております。

出典:リビングかしわWeb

ギフトにぴったりなセットもあります

想いは伝播する

オーナーの橋本さんはこだわりを持ってやっていると、人の手、存在に想いが伝播するとおっしゃっていました。仕事が味を作ると。

生産者さんから素晴らしいお仕事をバトンタッチされ、カカオ豆の個性を活かし、そのポテンシャルを最大限に引き出して少しずつ、丁寧に作られるTribalCacaoのチョコレート。最後はひとつひとつ、手作業でラッピング。

看板や包装紙のデザインへのこだわり(どちらもお近くの【雨の日の珈琲】のオーナーがデザイン)、材料へのこだわり、FSC認証(簡単にいうと適切な森林管理を認証)包装紙を使い、ベジタブルインク(植物由来インク)を使用しています。

すべてのお仕事がとても丁寧で、そこには愛がありました。【TribalCacao】という店名からも溢れる想いを感じとることができます。カカオ族は家族であるかのように。

柏 おどり

元記事で読む
の記事をもっとみる