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テレビやスマホは1日何分?子どものスクリーンタイムと発育の関係の話

  • 2024.2.1
出典:ぎゅってWeb

子どものスクリーンタイムに悩む日々

みなさん、子どもから「テレビ見たい」と言われて、見せ過ぎ?など悩むことはありませんでしょうか。わが家も3歳の娘から「何か見たい」と毎日のように言われており、困る日々です。平日は朝の登園直前の30分程度のみ&1歳の弟がいる時はダメ、というルールでなんとか運用しています。

そう考えた時に、ふとスクリーンタイムはどの程度見せて良いものなのだろうか?といろいろ調べてみました。子どものスクリーンタイムと発育の関係の話、良ければお付き合いください。

1歳時点のスクリーンタイムはどの程度?

東北大学の研究グループが、7000人以上の1歳の子を対象にスクリーンタイムに関する調査をしました。1日のスクリーンタイム1時間未満は49.5%、1~2時間が29.5%、2~4時間が17.9%、4時間以上が4.1%という結果。スクリーンタイムが長い子どもの母親は年齢が若く、出産経験が少ないなどの特徴がみられたようです。

1歳時のスクリーンタイムと、2歳・4歳時点でのコミュニケーション能力の差に一部相関関係

そして、これらのデータを分析した結果、1歳時におけるスクリーンタイムの長さと、2歳および4歳の時点における「コミュニケーション」と「問題解決」の発達遅延との間に関連性があるという研究結果もあるとのこと。

具体的には、1歳の時にスクリーンタイムが1時間未満だった子どもと比較すると、スクリーンタイムが4時間以上の子どもでは2歳の時と4歳の時にコミュニケーション領域の発達に遅れがある割合が、それぞれ4.78倍と2.68倍になっていました。また、問題解決の領域でも2歳では2.67倍、4歳では1.91倍の割合で発達の遅延がみられたとのこと。

WHOの推奨スクリーンタイムは2~5歳は1日1時間以内

世界保健機構WHOが推奨するスクリーンタイムは、1歳未満は見せない、2~5歳のスクリーンタイムは1時間以内とされています。これは、身体的活動を促進する意味合いが込められているようです。受動的に見ているだけの時間を公園で体を動かす時間にすることで、身体的健康が守られるということかと思います。

スクリーンタイムをコミュニケーションや運動の時間へ

各所の研究結果や記事を見て思うのは、シンプルにスクリーンタイムの時間を家族内の会話やみんなで運動する時間になるべく変えたいなということです。細かい調査の内容はわかりませんが、テレビを見る時間が少なく家族内でたくさん会話をする家庭の方が、それはコミュニケーション能力は高くなるだろうなと想像できます。

私は幼少期、毎週月曜日は「ノーテレビデー」というテレビをつけてはいけない曜日がありました。両親の家族内の会話を大切にするという方針は理解していたものの、当時は「なんて不自由な日なんだ」と思っていましたが、今考えるとものすごく良いルールですね。

加えて、ゲーム機は買わないというルールもあったので、必然的に家では4人の兄弟で遊ぶしかなく、兄弟とよく遊んでいた記憶もあります。ある一定の教育効果もあるので一概には否定できませんが、テレビやゲームは与え過ぎない方が良いのかなぁと個人的には考えさせられました。

さいごに…

みなさんの家庭にもスクリーンタイムの方針はあるのかなと思います。わが家もある一定のルールを持っていて、これがどれほど子どもの発育に影響しているのかはわかりません。答えがないからこそ、親として悩むポイントですよね。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

「テレビ・スマホの動画をどこまで見せるのか」は親としての永遠のテーマですね

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<ぎゅってブロガー/浅田伊佐夫>

3歳(女)1歳(男)。40歳、広告代理店勤務のサラリーマンです。2020年4月長女誕生時に6ヶ月、2022年8月長男誕生時に10ヶ月、合計16ヶ月の育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指して、父目線の育児ブログを発信中。

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