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「阪神的にはイヤではあるな」「思い切ったな新井さん」新井監督の決断にカープファンだけでなく、阪神ファンからも驚きの声が

  • 2024.5.9
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写真:SANKEI

5月6日からは阪神タイガース(以下、阪神)との3連戦。今シーズン甲子園での試合は2回目です。前回は勝ち越しに成功しただけに、苦手甲子園をこのまま払拭する戦いをしたいところです。

新井監督が思い切った“小園4番”

初戦は雨天中止。2戦目の先発は広島・床田寛樹投手、阪神・村上頌樹投手と、同じ顔合わせとなりました。3~5日のDeNA戦では2試合無得点試合となり、つながりに欠ける打線を解消すべく、打順を組み替えた新井監督。思い切った打順にカープファンだけでなく、阪神ファンからも驚きの声が上がっています。

小園4番とは思い切ったな新井さん
小園4番待ってました
小園4番!?
小園4番って阪神的にはイヤではあるな
小園4番!!!びっくりしすぎて嬉しすぎて涙出た

小園海斗選手は4月15日時点では打率が.226でしたが、徐々に打率を伸ばし、.270まで上がっています。何より118打席中三振が7(5月6日時点)と三振数が少なく、バットにボールが当たればどんな形でも1点を取れる可能性が高くなります。4番に立つことが多かった堂林翔太選手は86打席中三振が20個(5月6日時点)と、4番のプレッシャーからか本来の勝負強さをなかなか発揮できていません。

広島にはホームランを打てる選手が不在だからこそ、つなぐ4番の存在が欠かせません。そういったことから考えると、小園選手の4番は現状を考えると一番適していると考えます。この日4番に抜擢された小園選手は初回一死一、三塁のチャンスで犠牲フライを放ち、先制点を奪います。

投げては床田投手。先週のリベンジに燃え、ピンチを背負いながらも8回途中無失点で、最多125球を投げ切りました。床田投手はバットでも貢献し、5回に追加点を奪います。8回途中・9回を継投リレーで無失点に抑え、0-2で勝利を収めました。

「期待の大砲」が今季初の1軍昇格と新井監督の親心

甲子園で1勝し、勝ち越しをしたい広島。そんな広島に期待の大砲が戻ってきました。

末包カープ打線を救ってくれ
末包さんが上がってくる
早速末包だそう

カープファンの期待通り、先発のオーダーに5番・右翼で出場すると2安打1打点と、早速結果を残しました。また、中村健人選手のホームランや小園海斗選手の勝ち越し打など、若手が躍動し、1-3で勝利しました。

そしてこれまで4試合に登板し白星のなかった大瀬良大地投手に今季初の白星がつき、さらには通算1000奪三振を達成しました。6回までを1失点で投げ、7回表の攻撃には二死三塁の場面で大瀬良投手に打席が回ってきましたが、誰もが代打を送るだろうと予想する中、コールされたのは大瀬良投手の名前でした。本人も「代打を送られると思っていた」と話すほど、甲子園に大きなどよめきが。結果は三振で終わりましたが、7回裏を0点でしっかりと抑え、8回表に勝ち越しをし、白星を飾りました。

試合後のコメントに新井監督は「ビッグチャンス以外は大地で行くと決めていたので」と語っています。大瀬良投手の調子と勝ち星をつけたいという“親心”で下された決断。何よりも選手の頑張りやモチベーションを大切にする新井監督の想いがチーム全体に伝わった試合でした。勝率5割に復帰した広島。この勢いでマツダスタジアムで3タテを食らった中日ドラゴンズにリベンジしたいですね。


※本記事は、5/9の情報です

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