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「投手陣も追加したいのに枠カツカツすぎる」中日の支配下の枠が足りない問題…残り2つの席は誰が勝ち取るのか

  • 2024.5.13
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写真:SANKEI

5月5日、ドラゴンズに新しいニュースが飛び込んできました。育成契約だった板山祐太郎選手が支配下登録され、その日のヤクルト戦で即スタメン出場を果たしたのです。背番号63を背負い、6番・二塁で出場した板山選手は、移籍後初安打を記録。ファンの期待に応える活躍を見せました。

この板山選手の支配下登録は、確実に戦力の補強につながります。彼のユーティリティ性、打撃力、そして阪神タイガースでの経験は、チームに新たな風を吹き込み、昇竜復活への道を切り開く鍵となる可能性を秘めているからです。

板山選手はドラゴンズの課題を解決するピースになれるのか

ドラゴンズは近年、得点力不足や、右打者偏重の打線など、様々な課題を抱えてきました。板山選手は、これらの課題を解決するピースとなる可能性を秘めています。

内外野を守れるユーティリティ性: 内野・外野の複数ポジションをこなせる板山選手は、チーム状況に応じた柔軟な起用が可能です。特に一塁、三塁、外野での出場経験が豊富で、守備の層の薄さを解消する存在として期待されます。

左の強打者: 右打者が多いドラゴンズ打線において、左打者の板山選手の加入は、打線のバランス改善に大きく貢献します。得点力アップのカギとなる存在として、期待が高まります。ウエスタンリーグで打率.286、1本塁打、6打点と結果を残し、春季教育リーグでは一時打率3割を超えるなど、好調を維持してきました。1軍でもその打棒を発揮すれば、得点力不足解消の大きな力となるでしょう。

またプロ8年間の経験を持つ板山選手は、若手選手の良きお手本となり、チーム全体の底上げに貢献することが期待されます。育成から這い上がったことを考えれば、技術面だけでなく、精神的な支柱としてもチームを牽引していく存在となるでしょう。

残り2枠の戦略:ドラゴンズの未来を見据えて

板山選手の支配下登録により、ドラゴンズの支配下登録枠は残り2つとなりました。ファンからは、岩崎翔投手や松木平優太投手の支配下登録を望む声や、投手陣の補強を求める声が多く上がっています。

後は岩嵜と7月あたりに松木平で終わりかな
投手陣も追加したいのに枠カツカツすぎる

チームは残り2枠をどのように活用していくのか、戦略的な判断が求められます。中継ぎ陣の負担軽減や、先発ローテーションの強化など、投手陣の整備は急務ですが、若手選手の育成や外国人選手の活用も重要な課題です。順当に考えれば、岩嵜投手(203)、松木平投手(206)が今後支配下に加わると予想されます。また二軍では、開幕から近藤廉投手(214)が無失点の好投を見せており、首脳陣にアピールを続けてます。他にも岡田俊哉投手(210)森山暁生投手(213)など、いつ支配下に復帰してもおかしくないメンバーが揃っています。

ドラゴンズが昇竜復活を果たすためには、板山選手をはじめとする選手たちの活躍はもちろん、チーム全体の底上げが必要です。
今後は、交流戦が終わったタイミングでトレードや外国人選手の獲得など、あらゆる手段を駆使して、投手陣の強化を図る必要があります。
また2軍で結果を残している若手選手にチャンスを与え、将来の主力選手を育成していくことが大切です。そして、ドラゴンズは高卒の下位指名の投手の育成に苦しんでいます。阪神タイガースなどを参考に、ドラフトの方針も含め、投手陣の再整備を図る必要があるでしょう。

板山選手の加入は、ドラゴンズにとって大切な補強となります。彼の活躍を起爆剤として、チーム全体が上昇気流に乗ることを期待しましょう。昇竜復活への道は決して平坦ではありませんが、選手、スタッフ、そしてファンの力を結集して、未来を切り開いていく必要があります。


※本記事は、5/12時点の情報です

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