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立浪監督の“誤算”…頼れるヒットメーカーが大不振に。奮起が期待される竜の若手外野手たち

  • 2024.5.1
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写真:SANKEI

ドラゴンズファンにとって、2024年シーズンの序盤はもどかしい日々が続いています。4月終了時点で貯金0と、接戦を演じながらもあと一歩のところで勝ちきれない試合が続いています。その要因の一つとして、ドラゴンズ外野陣の低迷が挙げられます。特に2年連続ベストナインの岡林勇希選手の深刻な打撃不振が目立っています。

岡林勇希のプロ人生最大の大不振

 昨シーズンまで、安打を量産し、チームを牽引してきた岡林選手。しかし、今シーズンは開幕前の右肩痛の影響で出遅れ、復帰後も打率1割台と低迷しています。持ち前の鋭い打球は鳴りを潜め、内野フライや三振が増加。技術的な問題だけでなく、精神的なプレッシャーも感じられ、プロ入り後最大の試練に直面しています。

立浪監督や首脳陣は、岡林選手の復調を信じて我慢強く起用していますが、状態は上向かず、ファンからも心配の声が挙がっています。

2年連続で、140試合以上に出場、160安打以上、2桁盗塁を記録し、今季から背番号が「1」に変更となった岡林選手の大不振は、立浪監督も誤算だったでしょう。

岡林選手の不振に加えて、外野陣全体にも課題が

 層の薄さ: 岡林選手の穴を埋める選手がおらず、全体的に層が薄い状態です。開幕からセンターは三好選手が起用されていましたが、守備の懸念もあり、スタメンからは遠ざかっています。また2軍ではブライト健太選手や鵜飼選手が調整中ですが、状態は上がりきっておらず、昇格の目処は立っていません。

打撃力不足: 細川成也選手が長打力を発揮していますが、他の外野手は打率が低く、得点力不足に繋がっています。大島選手も打率1割台と苦しんでおり、出場機会が減ってきています。

守備力の不安: ドラゴンズのセンターの守備指標は12球団最下位となっています。また細川選手は打撃力がある反面、守備に不安があり、外野守備全体として安定感を欠いています。特にバンテリンドームでは広い守備範囲が求められ、細川選手をレフトに固定したいところです。

岡林選手の復調がチーム浮上の鍵となることは間違いない

 ただ、岡林選手の復調を待つだけでなく、他の選手の奮起や補強など、様々な打開策を検討する必要があります。またファンからは、打順変更や2軍での再調整の声が多数上がっています。

三好大倫:開幕から好調な三好選手を岡林選手の代わりに起用し、チャンスを与えることも考えられます。しかし守備において不安があり、肩の弱さも指摘されています。

鵜飼航丞:ここまで2軍のスタメン出場も減っている鵜飼選手。森野2軍打撃コーチと徹底的に打撃フォームを見つめ直し、1軍の戦力となることを期待したいです。

ブライト健太:2021年のドラフト1位選手。右の外野手の不足、そしてセンターも守れることから、チームの戦力底上げが狙えます。

福永裕基:ファームでは打率.333、本塁打3と好成績を残しています。打撃を買われ、今シーズンの途中から外野守備にも挑戦中です。まだファームで3試合しか出場経験はありませんが、打撃の状態が良ければ、ぶっつけ本番での出場もあるかもしれません。

岡林選手の復調がチームの浮沈を握る鍵となることは間違いありません。しかし、彼の状態が改善しない場合、他の選手たちの奮起や効果的な補強策が求められます。

ドラゴンズファンは、再び岡林選手が躍動する日を待ち望んでいます。彼らの活躍が、チームを上位進出へと導く原動力となることを信じて、熱い声援を送り続けましょう。


※本記事は、4/30の情報です

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