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「どうしてチーム最高打率の選手が8番なんだ」ドラゴンズは打順の組み替えで深刻な得点力不足は解消できるのか

  • 2024.5.9
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写真:PIXTA

5月8日、バンテリンドームナゴヤでの巨人戦。ドラゴンズは1-4で敗れ、巨人戦は4勝5敗と負け越しを許しています。6カード連続で勝ち越すことができておらず、チームの雰囲気は重苦しいものとなっています。

◇8日 中日1―4巨人(バンテリン)

先発の小笠原慎之介投手は、初回に坂本選手の犠牲フライで先制を許すも、その後は粘りの投球で7回1失点と試合を作ります。しかし、打線の援護がなく3敗目を喫することに。8回には藤嶋健人投手が登板しますが、制球が定まらず2つの四球でピンチを招き、長野選手に走者一掃のタイムリーを浴びてしまいます。これが決勝点となり、試合の流れは決定的となりました。

9回には石川昂弥選手の適時打で完封負けを免れましたが、反撃もここまで。ドラゴンズファンのため息が球場を包みました。

細川選手頼みのドラゴンズ打線

4番に座る細川成也選手はリーグトップの8本塁打、打率2位の.306、打点2位の23打点を記録しています。しかし細川選手以外に打点がついておらず、相手投手は細川選手を警戒すればよいという状況になっています。特にリードオフマンの打率や得点力不足が深刻で、ここ数試合は細川選手にチャンスがこない状況です。また中田翔選手も、本来の長打力を発揮できていません。

好調なドラゴンズを牽引してきた、田中幹也選手はライト方向への打球をシフトで止められ、細川選手は勝負を多々避けられ、石川選手は直球攻めと、各選手の特徴に合わせた配球やシフトで抑え込まれています。

また、ヒットは出ているものの、得点圏打率.233はリーグワースト2位。ここぞという場面であと一本が出ない勝負弱さが課題です。また 送りバントの失敗や、盗塁の少なさが目立ちます。攻撃のバリエーションが少なく、相手バッテリーに的を絞られやすい状況です。

選手起用と打順の課題

打力を重視した場合、以下のオーダーが考えられます。

1 カリステ(左) .304
2 村松(遊) .390
3 石川(三) .321
4 細川(右) .306
5 中田(一) .283
6 山本(二) .300
7 宇佐見(捕) .250
8 岡林(中) .145

盗塁やエンドランなど、機動力を活かした攻撃で得点機会を増やすことも重要です。特に村松選手や岡林選手など、足の速い選手を積極的に起用することで、相手バッテリーにプレッシャーをかけたいところです。

外野の守備強化のため、センターラインを重視した選手起用や、守備固めの積極的な活用が求められます。特に外野の守備強化は急務であり、センターを守れる守備力のある選手の台頭が待たれます。

深刻な得点力不足に、ファンからは次のような声が上がっています。

どうしてチーム最高打率の選手が8番なんだ
細川が打たないとキツイ

しかし、村松選手が規定打席に到達はしていないものの、打率.390と高打率をマーク。若手の活躍がチームに勢いをもたらすか、今後に注目です。


※本記事は、5/8の情報です

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