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「夢の貯金生活だった」 「ズルズルいきそうで怖い」誤算だった涌井投手の乱調、先発陣以上に懸念されることとは

  • 2024.5.2
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写真:SANKEI

5月1日のDeNA戦は、ドラゴンズファンにとって苦い記憶となりました。先発の涌井投手が初回に9失点と崩れ、打線も沈黙。1-12という大敗を喫し、4月4日以来の借金生活に逆戻りです。

誤算だった涌井投手の乱調、先発陣の再編は急務

 ◇1日 中日1―12DeNA(バンテリン)

この試合の最大の誤算は、経験豊富な涌井投手の乱調でした。制球力に定評のあるベテランですが、ストライク先行の投球がDeNA打線に狙い撃ちされ、初回から失点を重ねてしまいます。変化球の精度や投球パターンにも工夫がなく、DeNA打線に読まれていた印象は否めません。今後の先発起用においては、より慎重な判断が必要でしょう。

先発陣の駒不足も深刻な問題です。開幕からローテーションを守っていた大野雄大投手が登録抹消となり、先発ローテーションも不透明な状況。今季のドラゴンズは変則的なローテーションが続き、投手陣のコンディション調整が課題となっています。高橋宏斗投手が昇格してきましたが、二軍で好投している仲地投手や根尾投手、松木平投手の昇格など先発陣の再編も考えられます。

大量ビハインドの展開にも関わらず、橋本投手、藤嶋投手、勝野投手らリリーフ陣は好投を見せました。特に、乱調が続いていた勝野投手は力強い投球を披露し、今後の活躍を期待させる内容です。ドラゴンズは12球団でもっとも中継ぎを登板させており、負担を強いる状況が続いています。今後も先発陣の不調が続くようであれば、中継ぎ陣の負担が増すことが懸念されます。

またドラゴンズに借金ができたことに対し、ファンからは次のような声が上がっています。

夢の貯金生活だった
ズルズルいきそうで怖い
この歳のベテランを中6でっていう方が酷だと思うけどね…
松木平の支配下考えて良さそうだね

細川選手の孤軍奮闘、打線の活性化が鍵

 打線は細川選手の7号ソロホームランによる1点のみ。チャンスでのあと一本が出ず、繋がりのある攻撃を見せることができませんでした。得点圏打率の低さや進塁打の少なさなど、状況に応じた打撃ができていないことが課題です。細川選手の長打力は大きな武器ですが、彼だけに頼っていては得点力不足は解消されません。打順の組み換えや、二軍からの若手の抜擢、積極的な盗塁など、様々な策を講じて得点パターンを増やす必要があります。

プロ初の外野起用となった福永選手は、慣れないポジションながらも奮闘。長打も放ち、アピールに成功しています。また、代打出場の石垣選手もツーベースヒットを記録。若手の台頭は明るい材料ですが、細川選手以外の外野レギュラーが固定できていない現状は、打線の不安定さにつながっています。

立浪監督は借金1になったことに対し、前向きにコメントしています。
5月がこういう試合でスタートとなってしまったが、あさってから球場も変わるので切り替えてやっていきたい

 竜の逆襲はここから始まるのか? 課題克服がカギ 

チームが抱える課題は多いです。しかし、若手の台頭やリリーフ陣の奮闘など、希望の光も見え隠れしています。先発陣の整備、得点力不足の解消、守備力の向上など、課題を一つずつ克服していくことが、竜の逆襲への第一歩となるでしょう。次戦以降、チームがどのように戦い、勝利を掴み取っていくのか、注目が集まります。


※本記事は、5/1時点の情報です

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