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「ヤクルトの歴代最強だと思うシーズン」3位「“2021年”高津監督」、2位「“1995年”野村監督」を抑えた1位は?【プロ野球ファン135人に聞いた】

  • 2024.5.17
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出典:PIXTA

ドラフト会議で指名を受けた球団に入り、その球団一筋で現役をおくる選手を「生え抜き」と呼びます。

各球団ともこの生え抜き選手を中心としたチームづくりを目指しますが、現実は故障や伸び悩み、加齢による衰えなどチームが求めるピースにはまらない選手が生まれてきます。そのような時に他球団とのトレードや外国人選手の獲得などにより戦力の補強をおこないますが、この選手編成のやりくりが上手いのが東京ヤクルトスワローズ。それまで実績のない選手や新外国人を活躍させてきた実績は12球団でもトップクラスです。90年代に黄金期を築いた後はしばらく低迷していましたが、近年は充実した戦力で力強さを取り戻しています。

そんなスワローズですが、今回TRILLスポーツでは全国のプロ野球ファン135人に「歴代最強だと思うヤクルトスワローズの年代』のアンケートを実施。その結果を本記事にまとめました。なお、"最強"の定義は記録や数字ではなく、投票に委ねていることをお含みおきください。

それでは、トップ3にランクインした年代を当時の監督や選手の顔ぶれも交えながら早速ご紹介します。

【第3位】2021年・高津臣吾政権(19票)

第3位に入ったのは、高津臣吾監督2021年です。

当時就任2年目。新型コロナウイルスが世の中で蔓延する苦しい時代の中、20年ぶりの日本一に輝きました。

2年連続最下位からの脱出を図るも開幕3連敗。打線が固定できず前半は苦しい戦いを強いられます。それでも新戦力のホセ・オスナ選手とドミンゴ・サンタナ選手がチームに合流。4年目の塩見泰隆選手が新たにトップバッターを務め、山田哲人選手と村上宗隆選手の3・4番も合計で73本のホームランを放つなど戦力が徐々に整い始めます。

一方の投手陣は二桁勝利と規定投球回数に届いた投手がゼロ。これは先発ローテーションを8人で回して登板間隔を開ける「高津マジック」によるもので、投手の疲労回復を重視する高津監督独特の采配でした。

これが功を奏し、9月は9連勝を含む13試合連続負けなしも記録。それまで定位置だった3位から一気に首位へと浮上し、6年ぶり8回目のリーグ優勝を達成します。最終成績は73勝52敗18分でしたが、2位タイガースとはゲーム差なし勝率でかろうじて上回った1位でした。

オリックス・バファローズとの日本シリーズは第2戦以外全て1点差という白熱ぶりでしたが、4勝2敗で勝利。20年ぶり6回目の日本一を達成し、「強いヤクルト」を取り戻しました。

セ・リーグ優勝に加えて日本シリーズも制し、その結果日本一に輝いたためです。(39歳・男性)
2021年に6年ぶりのリーグを達成、球団では初の投手出身の優勝監督です。また、20年ぶりの6度目の日本一も達成してます。(49歳・女性)
青木や山田ら好打者揃いの中で頭角を現した村上など、どこからでも点が狙える打線が印象的でした。バレンティンなしでも圧巻の打線は相手投手が気を抜く暇もないほどレベルです。(33歳・男性)

【第2位】1995年・野村克也政権(20票)

名将の野村克也監督が率いた1995年が第2位。

データを基に采配を振るう「野村ID野球」で球団として3度目の日本一を達成したシーズンです。

この年は何といっても外国人選手の活躍が光ります。テスト入団から先発入りを果たしたテリー・ブロス投手は205cmの長身から投げ下ろす威力ある球を武器に14勝5敗と飛躍。防御率2.33で最優秀防御率のタイトルを獲得します。特にジャイアンツ戦には5勝0敗と強く、ノーヒットノーランも達成しました。阪神タイガースから加入したトーマス・オマリー選手も開幕から4番に座り、来日5年目にしてキャリハイとなる打率.302、31本塁打、87打点をマーク。ヘンスリー・ミューレンス選手も主に6番打者として25本のホームランを放ち、チームに貢献します。

日本人も前年に骨折でシーズンを棒に振った古田敦也選手が全試合に出場して完全復活。ID野球の申し子として投手陣を巧みにリードし、近鉄バファローズから移籍してきた吉井理人投手は10勝を上げることに成功しました。他にも山部太投手が16勝、石井一久投手が13勝と若い両サウスポーが自己最高成績を残したことも大きく、チームは4月から危なげなく首位前線を飛行。82勝48敗勝利.6314度目のリーグ優勝を飾ります。

オリックス・ブルーウェーブとの日本シリーズは第2戦から3試合連続で延長戦ゲームとなりましたが、ブロス投手が2勝、オマリー選手が2発とここでも外国人選手が躍動。4勝1敗で、2年ぶり3度目となる日本一を達成しました。

勝率0.631は歴代最強年度監督だと思います。(63歳・女性)
山部、ブロス、石井の先発陣と抑えの高津。古田敦也を中心にオマリー、池山、飯田とタレント揃い。イチローのいるオリックスとの日本シリーズも見応えがありました。(50歳・男性)
オマリーや古田各選手を中心に野手が活躍する一方で、なんといってもこの年度は投手がすばらしく5人の二けた勝利投手が誕生(山部、ブロス、吉井、石井一、伊東)、守護神も高津投手が28セーブをあげる活躍。最強年度に相応しいと思った。(58歳・男性)
日本一になった年であり、ブロスのノーヒットノーラン達成など、ID野球の采配がズバリと決まった年だから。(41歳・男性)

【第1位】1993年・野村克也政権(27票)

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写真:SANKEI

2位に続き、第1位に選ばれたのも野村克也監督の世代。

ヤクルトスワローズの監督に就任してから初めて日本一を獲得した1993年のシーズンをご紹介します。

まず投手陣ですが、ドラフト1位で入団した伊藤智仁投手がいきなり新人王を獲得。故障により7勝どまりでしたが、109回を投げて126三振、防御率0.91と驚異的な数字を叩き出し、チームに新しい風を吹き込みます。2年ぶりに一軍のマウンドに戻ってきた川崎憲次郎投手も10勝を上げてカムバック賞を受賞したほか、現在はスワローズの監督である高津臣吾投手がこの年から抑えに定着。56試合で6勝20セーブ、防御率2.30をマークする成長を見せます。

打線はシーズンを通して打順の入れ替わりが激しかったものの、古田敦也選手、広沢克己選手、ジャック・ハウエル選手のクリーンナップは盤石。3人で計257打点をマークし、チーム得点リーグ1位の原動力となります。

チームは4月が7勝9敗で5位と開幕ダッシュに失敗しますが、5月に15勝9敗と大きく勝ち越すと首位に浮上。その後月間の負け越しは一度もなく、中日ドラゴンズとの競り合いを制して、80勝50敗2分で見事リーグ優勝を決めます。

前年と同カードとなった西武ライオンズとの日本シリーズは両者譲らずの展開。第4戦では飯田哲也選手がセンターからのバックホームで相手の得点を阻止するプレーを見せるなど熱戦が続きます。最終的には第7戦まで突入しますが、最後は高津投手が渾身の直球で空振りを奪いゲームセット。昨年敗れた雪辱を晴らし、15年ぶり2回目となる日本一を敵地で飾りました。

常勝軍団西武ライオンズを下しての日本一に輝いた年。(42歳・男性)
前年の1992年にもセリーグで優勝して、1993年は勝率6割強で連続優勝に導きました。また古田敦也を3割打てるキャツチャーとして育てた所が本当に素晴らしいからです。(63歳・男性)
野村ID野球の申し子古田の活躍や、故障者も多い中、野村マジックによる采配が冴え、見事に黄金時代の西武に勝って日本一になった。(59歳・男性)
それまで弱小と言われたチームを率いて9年間で4度のリーグ優勝の黄金期をきずきあげた手腕は素晴らしいと思いますし、その時代の選手が監督やコーチとして今の日本プロ野球を支えていると思います。(58歳・男性)
2022年のヤクルトもすごかったですが、1993年のヤクルトはメンバーも広沢・池山・古田というスーパースターと伊藤智仁という最高のエースがいました。(42歳・女性)

4位以下の選手とコメント

1997年・野村克也(13票)

リーグ優勝と日本一達成。石井一久、川崎憲次郎、古田敦也、池山隆寛等々優秀な選手が揃っていた。(42歳・女性)

2021年・高津臣吾(13票)

青木や山田ら好打者揃いの中で頭角を現した村上など、どこからでも点が狙える打線が印象的でした。バレンティンなしでも圧巻の打線は相手投手が気を抜く暇もないほどレベルです。(33歳・男性)

2001年・若松勉(8票)

石井一久、高津、古田、ペタジー二など投打にスター選手がいて日本一を達成したため。(40歳・男性)

1978年・広岡達朗(7票)

球団史上初のリーグ優勝に導いたので。しかも日本シリーズでは当時パリーグで黄金時代を築いていたと言えるほどの強さを見せていた王者の阪急に勝ち日本一にまで昇りつめた。(56歳・男性)

1992年・野村克也(7票)

万年Bクラスであったヤクルトを、三年掛けて優勝させ、戦力的にも池山、古田、広沢、ハウエルという重量打線に加え、エース岡林の活躍がインパクトあったため。(46歳・男性)

1990年・野村克也(5票)

ヤクルト低迷期からID野球で優勝へと導き、そのID野球が日本に広まったのが野村監督の手腕で古田選手を中心に大活躍を見せ歴代最強だと思うから。(45歳・男性)

結果はこちら

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TRILL作成

OBの高津臣吾監督と名将・野村克也監督との師弟対決となりましたが、結果は野村監督に軍配が上がりました。緻密な理論とデータ野球で選手を巧みに起用。監督9年間でリーグ優勝4回と結果を残し、90年代にヤクルトスワローズの黄金期を築きました。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査対象:全国の10代~70代
有効回答数:135

※記載している回答は原文ママ

※2024年5月1日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※敬称は「選手」で統一しています。

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