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「一生の宝物やろな」丸のホームランボールをゲットした高校球児→その後の行動にSNSでは称賛の嵐

  • 2024.5.16
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写真:SANKEI

<2連戦結果>

◪5月14日 7回戦 読売ジャイアンツ 2-1 横浜DeNAベイスターズ

◪5月15日 8回戦 読売ジャイアンツ 4-0 横浜DeNAベイスターズ

横浜DeNAベイスターズとの2連戦は久しぶりの北陸開催。読売ジャイアンツの主催試合ということもあって、スタンドのあちこちでオレンジ色が目立ちました。マウンド状態や球場の広さなど両チームにとって普段とは違う環境の中での試合でしたが、終わってみればジャイアンツが一枚上手。特に投手陣の安定感の高さが光り、エース格の山﨑伊織投手が7回1失点で今季負けなしの4勝と好調を維持。今年勝負をかける5年目の堀田賢慎投手も3連勝を飾り、2019年ドラフト1位の潜在能力を示しました。

大勢投手が離脱する中で救援陣も奮闘を見せており、初戦はアルベルト・バルドナード投手、翌日は泉圭輔投手が9回に登板。金沢市出身の泉投手は凱旋登板で10試合連続無失点を達成しています。投手陣の頑張りを野手陣も盛り立て、オコエ瑠偉選手と長野久義選手がそれぞれダイビングキャッチでファンを沸かせると、調子が上がってきた吉川尚輝選手もセンター前に抜けそうなゴロをアウトにするスーパープレーを見せました。「投守」の堅さが光ったジャイアンツはこれで貯金が5つで単独首位。2週間後に迫った交流戦を良い状態で迎えられそうな雰囲気が出てきました。

【丸のホームランが生んだ『温もり』】

一方の打撃は2試合で計13安打とやや不発。ただ、要所でしっかりと得点をあげる勝負強さを見せて、チームの勝利につなげました。それを体現したのが丸佳浩選手。初戦はヒットこそなかったものの、2四球をもぎとりトップバッターとしての役割を果たしました。しかし、翌日は若い2年目の萩尾匡也選手にスタメンを譲ります。今年4月で35歳。昨年から打撃にやや衰えが見られるベテランに対して、首脳陣も休ませながらの起用を考えているのかもしれません。そんな丸選手でしたが、2点リードの7回裏一死二塁の場面で代打で登場。ベイスターズの左腕・石田健太投手から内角の球をコンパクトに振り抜くと、打球はライトスタンドに一直線。勝利を確実にするツーランホームランを放ち、ベンチに戻ってくると恒例の「丸ポーズ」を披露しました。

しかし、このホームランシーンで最も話題を集めたのはライトスタンドの観客。丸選手のホームランボールをゲットしたのは恐らく地元の高校球児。福井でのジャイアンツ戦は実に8年ぶりと地元にとっては貴重な機会だっただけに、ボールを握りながら何度もジャンプをして喜びを爆発させます。周りにいたチームメイトと思われる仲間も笑顔いっぱいで、地方球場ならではの盛り上がり様を中継から感じることができました。

また、この一件には続きがあり、ホームランボールを手に入れた野球少年が近くにいた丸選手がファンという子どもにボールをプレゼントしたことが現地観戦者からの投稿で判明します。自分の宝物として持ち帰りたい気持ちもあったと推測できますが、その気持ちを差し置いてちびっ子に夢を与えた野球少年にSNS上は賞賛の嵐。一本のホームランが生んだ人の温もりが世間をほっこりとした気分にさせてくれました。

丸のホームランボール取って大喜びの福井ボーイ、可愛い 最高の思い出出来て嬉しいね
丸のホームランボール取れたの大喜びの丸刈り君地元の野球部かな? 微笑ましくてイイね
昨日の丸のホームラン球を捕った高校球児、その球を後ろにいた丸ファンのちびっこにあげたらしいですね
なんていい話し
頑張ってプロ野球選手になって欲しいです
ホームランボールGETした高校球児の楽しそうな姿だけで胸アツなのに、この子たち、近くにいた丸ファンのちびっこにボールあげたって目撃談見かけて、そら…オバハン泣くでしょ
テレビとかに抜かれてた、ホームランボールとった高校生、あの後そばにいた丸ファンのちびっ子にボールあげてて、それ含めめちゃいい光景だったな
丸ちゃんのホームランボール取ったあと、丸ちゃんファンのお子さんにあげるって、その子は昨日一日で目の前にヒーローが2人現れた感じだね~
テレビで野球少年たちが丸さんのホームランボールを取ったの見てましたので 野球やっていたら嬉しいだろうなぁと思っていましたが ちびっ子ファンにプレゼントしていたんですね! 福井の野球ファンはみんな素敵だなぁ
丸のホームランボールとか一生の宝物やろな

【宣伝成功?注目を浴びたご当地企業】

地方球場の雰囲気は独特。各球団の本拠地に比べると面積がやや小ぶりになるためホームランが出やすく、スタンドにいる観客との距離も近いため普段にはない臨場感が味わえます。また、投手の球速がホームベース裏にある表示板に映し出されるといったローカル球場ならではの演出も目を引く部分です。

第2戦の福井での試合。バックネット裏に掲げられていた「セーレン」の看板に大きな話題が集まります。投手対打者の画面で常に目に入る看板と耳馴染みのない名前にネット上も「気になる」の声が続出。看板にはロゴや装飾が一切使われておらず、紺色の背景色にセーレンの文字が白抜で浮かび上がるシンプルなデザインでしたが、逆にそれが視聴者の興味を増幅させました。

なお、セーレンは地元福井市に本社を置く繊維メーカー。創業は1889年と古く、東証プライムにも上場している大企業です。試合がおこなわれた福井県営球場の命名権を取得したばかりで、夢を持てば必ず実現するという熱い思いを込めて「セーレン・ドリームスタジアム」を球場の愛称にしています。

後ろの「セーレン」って看板インパクトある 福井の老舗の会社なのね 野球の看板にある企業が何やってるのか見るの好き
バックネットにあるセーレンの広告の存在感(G戦)
福井県営 バックネットに地味な「セーレン」のバナー広告。 ほんとうは自社の素敵テキスタイルでバナーを作れたはず。でも地味に縁の下の力持ちの社風通りで好感しかない。
「セーレン」が目立ちすぎ
仕事中なのでスマホでこっそり見たら(何)、デカデカと中継に映り込むバックネットの"セーレン"の文字

※本記事は、5/15時点の情報です

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