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「控えめに言って神」「並びえぐいな」レジェンド揃い踏みにファンも大興奮【阪神3連戦レポート】

  • 2024.5.6
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写真:SANKEI

<3連戦結果>

◪5月3日 7回戦 読売ジャイアンツ 8-5 阪神タイガース

◪5月4日 8回戦 読売ジャイアンツ 2×-1 阪神タイガース

◪5月5日 9回戦 読売ジャイアンツ 2-4 阪神タイガース

首位攻防をかけた伝統の一戦は今季7回戦に突入。対戦前のゲーム差は3で、差を縮めて肩を並べたい2位読売ジャイアンツと独走態勢に入りたい阪神タイガースの両者にとって大事な三連戦となりました。結果はジャイアンツの2勝1敗。第一戦ではタイガーズ打線から3本のホームランを浴びるも、打線のつながりで上回り、逃げ切りに成功。二戦目は1点を争う緊迫した試合展開の中、最近調子を上げてきた吉川尚輝選手の石にかじりつくような執念のサヨナラヒットで連勝を飾ります。三戦目は敗れたものの、昨年のセ・リーグ覇者相手に意地を見せて、ゲーム差を2に縮めました。なお、この三連戦の初日にあたる5月3日は「長嶋茂雄デー」。ゴールデンウィーク真っ只中の試合ということもあって、球場には普段以上に多くのファンの姿が見られました。また、この試合では長嶋氏が持つある記録に並ぶ選手も誕生。歓喜に包まれた東京ドームの様子をご紹介します。

【レジェンド揃い踏みにファンも大興奮】

長嶋茂雄氏の功績を称えるために設けられた「長嶋茂雄デー」。ゴールデンウィーク後半の初日にあたる5月3日は「ミスター」の勇姿を見ようと大勢の観客が球場に足を運びました。選手の帽子やユニフォームの袖に背番号3の刺繍が着けられるなどイベント感にあふれる中で進んだ試合でしたが、5回終了時に場内からは「4番、サード、長嶋、背番号3」のアナウンスがあり、スタンドは大いに盛り上がります。その直後、車いすに乗った長嶋氏がグラウンドに登場。横には松井秀喜氏の姿もあり、ホームベース付近で阿部慎之助監督を含めた三人での記念撮影がおこなわれます。歴代レジェンドの揃い踏みにSNS上でも激アツとの声が多数見られました。

松井さん長嶋さん阿部監督スリーショット✨レジェンドだー😭😭
長嶋、松井、阿部の並びえぐいな
激アツ 長嶋、松井、阿部はプロスピAやってた頃巨人純正では絶対欠かせない3人

【『3』ずくめの一日】

終身名誉監督の長嶋氏が観戦に訪れていることでジャイアンツの選手にも若干緊張感があるように見えましたが、そんな中で快挙を達成したのが坂本勇人選手。「5番・サード」でスタメン出場すると、第一打席で今季24本目となるヒットをレフト前に運びます。三打席目と四打席目は連続でライトへはじき返し、これで3安打の猛打賞通算186回目の猛打賞となり、これで長嶋氏に並ぶNPB歴代3位にランクインします。レジェンドの目の前で記録に肩を並べた坂本選手の姿にファンも興奮。「こんなん坂本勇人しかできない」や「これぞスター選手って感じ」といった坂本選手の偉大さをあらためて感じているような声が多く聞かれました。なお、この試合でジャイアンツはタイガースに一時5点差をつけて序盤から試合の主導権を握りますが、終盤に相手主砲の大山悠輔選手の3号ソロなどで追い上げられ、最終的には3点差で勝利。メモリアルマッチに導かれるように「3」が多く並んだ試合でした。

猛打賞で長嶋さんと並びましたね! しかも、ミスターの御前試合での達成は坂本は、やはりもってますよね!!!
長嶋茂雄DAYで長嶋さんの記録に並ぶ坂本控えめに言って神
特別な試合に臨んだ巨人軍が8対5で阪神に勝利 連敗を『3』で止め、しかも『3』点差の勝利 まさに『3』ずくめの一日
3本目で猛打賞で、3ずくめです〰️

【豪華特典にファンも歓喜】

この日の東京ドームの入場者数は41,883人。普段とは違う特別な試合ということもあってスタンドはほぼ満員状態です。当日は来場者全員に背番号3のユニフォーム型Tシャツが配布される豪華特典が付いており、中には早速このTシャツを着て声援を送る観客の姿も見られました。当日しか手に入らない限定商品であるため、入手したファンからは喜びの声が聞かれましたが、その一方でネット上にはメルカリに出品して高額で転売する人の姿も。なお、出品された商品は既に「ソールドアウト」となっており、商品の需要の高さを感じさせます。一時期に比べると地上波での野球中継はかなり少なくなりましたが、それに反比例するかのように球場の観戦者数は年々右肩上がり。ファンにとって魅力ある観戦イベントを今後も期待したいですね。

【『教え子たち』のキレ味抜群解説】

当日は前述の記念撮影やセレモニアルピッチなど長嶋氏以上に存在感を放っていた松井氏でしたが、さらにはテレビ解説も兼務するなど超多忙。しかし、そんな中でもファンサービスは抜群で、かつてのチームメイトである高橋由伸氏とのW解説で視聴者を楽しませてくれます。特に話題となったのが6回表。右中間への飛球をライトの佐々木俊輔選手が落球。センターを守る増田大輝選手と牽制し合うような流れでの落球に球場も不穏な空気に包まれますが、選手を責めずに松井氏は自身の現役時代の笑い話を語ってくれました。

「あれがセンター・松井、ライト・高橋だと、センターの諦めが早いので(笑)。普通にライト高橋が捕っています。諦めが早いっていうのは言い方が悪いですね。最初から任せる!」

これに対して高橋氏も呼応。「捕れるものは、大体僕が捕りに行くというお互いの決めごとがあった」と当時から先輩である松井氏を立てていたことを明かしました。息の合った二人のユニーク解説にSNS上もお祭りさわぎ。ユーモアな人柄で知られる長嶋氏の教え子たちは「その能力」を着実に受け継いでいます。

やっぱり良いね、松井さんの解説は。 由伸とのコンビも最高! ありがとう!
松井さんと高橋由伸さんのダブル解説オモロw
松井と由伸の解説が終始面白かった。松井もっと解説やったら良いのに #giants

※本記事は、5/5の情報です

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