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“1番・丸”がハマり、球団ワースト記録ストップ…29日のヤクルト戦からは、待ち望まれていた助っ人が復帰…!

  • 2024.4.29
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写真:SANKEI

巨人はDeNAとの3連戦を2勝1敗で終え、2カード連続で勝ち越し。また、長らく打線の調子が上がらず、2戦目まで球団ワースト記録の13試合連続3得点以下でしたが、3戦目に12安打6得点で不名誉な記録をストップさせました。

本記事では、対DeNA3連戦の試合結果を振り返り、次カードの注目ポイントを考察します。

4/26(金)17:30 横浜

巨人は逆転負けを喫しました。0-1の5回1死一、三塁で戸郷翔征投手がセーフティスクイズを決め同点。7回1死三塁から吉川尚輝選手がライトへタイムリーヒットを放ち、勝ち越しました。しかし8回、2番手の西舘勇陽投手が11試合目にして今季初失点を喫するなど中継ぎ陣が乱調。一挙6点を失い、逆転を許しました。

4/27(土)14:00 横浜

巨人が接戦をモノにしました。2回先頭の岡本和真選手がレフトへ4号ソロ。さらに無死一、三塁で大城卓三選手の犠飛で追加点。6投手の継投で逃げ切りました。今季初先発の横山凱投手は5回3安打無失点で今季初勝利。5番手のバルドナード投手は1回無安打無失点。開幕からの連続無失点記録を12試合に伸ばしました。

4/28(日)14:00 横浜

巨人が連勝で2カード連続勝ち越し。4回と6回に1番・丸佳浩選手と2番・佐々木俊輔選手の連続タイムリーヒットが生まれました。8回には丸選手の犠牲フライと吉川尚輝選手のタイムリーヒットで追加点。7試合ぶりの2桁安打で計6得点を奪いました。5回1死満塁で相手の4番・牧秀悟選手をダブルプレーに仕留めた2番手・堀田賢慎投手が今季初勝利を挙げました。

1番・丸がハマり、球団ワースト記録ストップ

開幕から圧巻の投球を続けてきたドラフト1位ルーキー・西舘勇陽投手が初戦で乱調、今季初失点でチームは逆転負け。悪い流れになりかけましたが2戦目では今季初先発の横川凱投手が5回3安打無失点の好投

接戦を制すると、3戦目には打線が12安打6得点で2カード連続勝ち越しに成功しました。この日、阿部監督は試合前まで26打席連続無安打の丸佳浩選手を今季初めて1番に起用。この采配がハマりました。

4回にセンター先制タイムリーヒットを放つなど3安打3打点の活躍。2番の佐々木俊輔選手も3安打2打点と躍動しました。

4回と6回には丸選手、佐々木選手の新1、2番が連続タイムリー。打線がつながり、2戦目まで更新を続けていた球団ワーストの連続試合3得点以下の記録を13試合で止めました。

まだまだチームは万全の状態ではありません。ですが、1戦目の手痛い逆転負けの流れを引きずらず2戦目に競り勝ち、3戦目は打線が奮起を見せました。阿部監督の下、選手たちが毎試合毎試合気持ちを上手に切り替えて臨めているようです。

ペナントレースはまだ序盤の4月。この時期は目先の1勝ももちろん大切ですが、シーズンを通して戦えるチームの体制をつくることがより重要です。そう考えると、苦しみながらも勝つこと、悪い流れを引きずらないことができている今年の巨人は強い。阿部監督が長期的視野でチームづくりに励んでいることがうかがえます。

左腕の復活でさらに強力な投手王国へ

4月29日(月)からは東京ドームでヤクルトと3連戦。9連戦最後のカードを迎えます。

注目は初戦に先発するグリフィン投手です。左腕は4月6日DeNA戦で4回2失点で降板。その後、右腹直筋筋損傷で出場選手登録を外れており、今回が復帰登板になります。

巨人は今季先発陣が好調ですが、ローテーションは戸郷翔征投手、高橋礼投手、山﨑伊織投手、菅野智之投手と右腕ばかり。先発ローテーションに定着している左腕がいない状況です。

グリフィン投手が復帰登板で好投し、ローテーションに加われば、さらにチームの先発投手は強力になります。左腕の復活を誰もが待ち望んでいます。


※本記事は、4/28時点の情報です

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