1. トップ
  2. 巨人ドラ1が史上初となる“連続ホールドの記録”を達成…!というか「ホールド」って何?どういう条件でつくの?

巨人ドラ1が史上初となる“連続ホールドの記録”を達成…!というか「ホールド」って何?どういう条件でつくの?

  • 2024.4.26
  • 8069 views
undefined
写真:SANKEI

巨人は中日との3連戦を2勝1敗と3カードぶりの勝ち越し。4月26日試合前時点で、リーグ2位につけています。

本記事では、対中日3連戦の試合結果を振り返り、次カードの注目ポイントを考察します。

4/23(火)18:00 ひたちなか

巨人が完封勝ちで、引き分けを挟む連敗を3で止めました。初回1死二塁から坂本勇人選手のレフトへのタイムリーヒットで先制。4回には2死二塁から萩尾匡也選手がレフトへタイムリーヒットを放ち、追加点を挙げました。先発の山﨑伊織投手は6回1/3を投げ、3安打無失点で2勝目。7回1死一、二塁のピンチで好救援した2番手・高梨雄平投手をはじめリリーフ投手も無失点でつなぎました。

4/24(水)18:00 東京ドーム

巨人は接戦を落としました。2-2の7回、1死三塁からキャッチャーの岸田行倫選手が三塁への牽制球を悪送球。この1点が決勝点になりました。先発の赤星優志投手は7回8安打3失点と試合をつくりましたが、攻撃陣がわずか5安打と援護できず。

4/25(木)18:00 東京ドーム

巨人が逆転勝ちで3カードぶりの勝ち越し。2点を追う6回、2死一、二塁で坂本勇人選手がレフトへ値千金の3号3ランを放ちました。先発の菅野智之投手は6回6安打2失点で3勝目をマーク。打線はわずか2安打ながら坂本選手の一振りで勝利をもぎ取りました。

9試合ぶりのホームランでチームに活気

5安打、5安打、2安打と貧打が続く中、なんとか2勝1敗と勝ち越した巨人。3敗3分けと苦しんだ先週から、浮上のきっかけをつかみつつあります。

特に3戦目の勝利は、チームにとって大きな1勝になりました。巨人は2戦目まで9試合連続2得点以下、8試合連続ホームランなし。相手からすれば、全く怖くない打線となっていました。

しかし、3戦目で坂本勇人選手が逆転の3ラン。この日は打線がわずか2安打と貧打の解消とはなりませんでしたが、10試合ぶりの3得点以上、9試合ぶりのホームランはいいニュースです。

2点ビハインドの敗色ムードから一振りで逆転。やはりホームランにはパワーがあります。得点以上に、チームに活気をもたらすのです。

今の野手陣の状態では、劇的に打線がつながるのは難しいかもしれません。それでも一発が生まれれば、チームは盛り上がりますし、相手にも怖さを与えることができます。

坂本勇人選手、岡本和真選手、丸佳浩選手、大城卓三選手ら長打力のある打者のホームランに期待したいです。

無失点コンビの躍動に注目

4月26日(金)からは横浜スタジアムでDeNAとの3連戦。注目したいのは中継ぎ陣です。

このところ打線が湿りがちですが、それでもチームが好位置にいられるのは投手陣が奮闘しているから。特に守護神・大勢投手につなぐ西舘勇陽投手、バルドナード投手の安定感は目を見張るものがあります。

ドラフト1位ルーキー・西舘投手は開幕から10試合連続ホールドをマーク。2012年、田島慎二(中日)のセ・リーグ新人最多記録に並び、開幕から10試合連続ホールドは新人では史上初となる快挙。この記録をどこまで伸ばしてくるのか目が離せません。

右腕は10試合に登板し、依然1点も取られておらず防御率0.00。圧巻の投球を続けています。

同じく安定感のある投球を続けているのは、バルドナード投手。左腕は開幕から11試合連続無失点です。

守護神の前を担う西舘投手とバルドナード投手。両腕の無失点コンビが躍動を続けて、接戦を確実に取っていきたいところです。

そもそもホールドってなに?

中継ぎ投手を評価する指標のひとつ。ホールドを記録するには、“必須条件”と“変動的な条件”のいずれかを満たす必要があります。

必須条件
①勝ち、負け、セーブの付かない中継ぎでの登板であること
②アウトを1つ以上取ること
③試合終了まで投げていないこと
④降板後、自身が溜めたランナーにより同点や逆転にされていないこと

変動条件
“絶対条件”に加え、以下のうち1つを満たすと権利を得られます

<リードしている場合>
①3点以内のリードがある状況で登板し、1イニング以上投げ、リードを保ったまま降板すること
②2者連続でホームランを打たれた場合に、同点または逆転される場面で登板し、アウトを1つ以上取り、リードした状態で降板すること
③点差に関係なく3イニング以上投げて、リードしたまま降板すること

<同点の場合>
①同点のまま、失点せずに降板すること
②登板中に自チームが勝ち越した時、そのリードのまま降板すること

このように複雑な条件が定められています。


※本記事は、4/25の情報です

の記事をもっとみる